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彼氏の兄に無理やり
「ねぇマミコ、今週末は空いてる?実家の片づけに付き合ってほしいんだけど」
ベッドで私に腕枕をしながら直也(なおや)が聞いた。直也と私は大学在学中に知り合い、交際6年目。来年の春に結婚するため、色々と準備している最中である。
私は夢にまで見た直也との新婚生活が近づいているのだと実感し、嬉々として答えた。
「ええ、もちろん手伝うわ」
大学卒業後、出版社に入りOLとして働いている現状に不満があるわけではない。
しかし、周囲が続々と結婚していく中、そろそろ私も…と思っていたのだ。
~*~*
蒸し暑い初夏の週末。私はTシャツにスキニージーンズという動きやすい軽装で直也の実家を訪れた。
ピンポーンという玄関のチャイムとともに、姿を現したのは直也の2歳年上の兄・悠真(ゆうま)。
「あれっ直也の彼女のマミコちゃんだよね久しぶり、今日はどうしたの?」
「お久しぶりです、直也さんの部屋の片づけを手伝うために来ました」
私はそう答えた後、すぐにスマホを見た。
そこには直也からのメッセージが1件あり、急きょ会社の用件で出かけなければならくなったと記されている。
ガックリ肩を落としていると、悠真が笑顔で声をかけてきた
「僕でよければ手伝うよ」
「あっありがとうございます」
大学時代、直也と悠真は同じテニスサークルに所属し、仲のいいイケメン兄弟として有名だった。
私は直也と付き合い始めてから何度か悠真と一緒に食事したり遊びに行ったりしたものの、2人だけで会うのは今日が初めて。
変に緊張して鼓動が速くなる。
そんな私の心情を察したように、悠真が言った。
「やっぱり直也が居ないと気まずいかな」
私は平静を装いながら「全然、問題ないです」と言い、ペコリと頭を下げて家にあがらせてもらった。
直也の部屋は全ての窓のカーテンが閉められており、半密室の状態。クーラーがきき、ちょうどいい涼しさだ。
床には段ボール箱やロープが散乱し、直也が荷造りしていたことを物語っていた。
さっそく私は作業に取りかかり、実用書や小説を段ボール箱に詰める。
「マミコちゃんみたいに気のきく女の子をお嫁さんにもらう直也がうらやましいよ」
「いえいえ、私なんてそんな、直也さんに助けられてばかりです」
他愛もない雑談をしながらしばらく作業していると、じわりと汗が出てきた。
気づけばTシャツがピタッと肌にはりつき、ブラジャーが透けていた。パンツのラインも浮き立ち、しなやかな体つきとくびれを強調している。
ずいぶん前から直也は気になっていたようで、私の胸元を凝視していた。
私は急に恥ずかしくなり直也に背を向ける。このあたりで帰ったほうがいいかもしれない。そう思っていると、悠真に羽交い締めにされた。
「えっえっ、なにするんですか」
私は手を振りほどこうとしたが、力の差は歴然。悠真は私の細い腰に腕をからませて、身体を引き寄せる。
「マミコちゃんが悪いんだよ、こんな格好で男と2人だけになるなんて無防備すぎる」
悠真は左手でむんずと私の乳房を揉んだ。そして、右手を私のTシャツの中に滑り込ませ、ブラジャーの上からまさぐった。
ごくりと生唾を吞み込み、感触を楽しむように乳首を指でつまんでは弾く。
私は不覚にも腰をくねらねて感じてしまった。汗が首筋をつたって、谷間に流れ落ちる。
「大学時代、テニスコートでプルンプルン揺れるマミコちゃんのおっぱいに釘付けになったのを思い出すよ
ずっと、こうやって触りたかったんだ」
「やだ、やめて」
「嫌なの?そう言ってるわりに、身体はすごく反応してるよ」
悠真はすかさず私のTシャツをたくし上げ、ブラジャーをずらした。すると、白桃のように瑞々しく実った乳房と、ぷっくり膨れ上がった乳首があらわに。
私はたまらず手で隠そうとした。
それを想定していたかのように、悠真は首尾よく私の両手首をつかんで背中に回し、荷造り用に準備していたロープで縛ったのだ。
「綺麗なおっぱいだね、ピンク色の乳輪と乳首も僕好みだ」
私は悠真を拒絶しながらも、欲望にあらがえない。自身が置かれている状況に興奮し、身体が火照る。
悠真は人差し指を口に含んで濡らしてから、クルクルと円を描くように私の乳輪をなぞった。乳首にギリギリ触れない距離を保ちながら何度も何度も。
私が身体をひくつかせて我慢していると、悠真が耳元でささやいた。
「本当にマミコちゃんは敏感なんだね、処女なのかと思うぐらい、うぶな反応を見せてくれるから、たまらないよ」
そう言って悠真は私の乳首を口に含んだ。付け根から先端まで、ねっとりと舐めては吸い、ちゅぱちゅぱぴちゃぴちゃと音を響かせる。
「あっ、あっ、あぁん」
私は思わず喘ぎ声を出してしまった。直也とHする時でも、こんなことないのに…。どうしてしまったのだろう。
そんなことを考えていると、悠真が私のスキニージーンズのチャックに手をかけていた。
「えっ、さすがにダメです」
私は抵抗しようとしたが、後ろ手に縛られているため、なにもできず。あっさり脱がされた。
すらりと長い脚も、パンツもぐしょぐしょに濡れている。こんな痴態、見られたくない。恥ずかしさのあまり身体を小さく丸めた。獣に狙われる小ウサギのように。
悠真は舌なめずりしながら服をすべて脱ぎ、私を抱き寄せた。乱暴に唇を重ね、舌をからませる。
ギンギンに硬くなった亀頭が、パンツ越しに秘部に当たり、そのたびに私は「はぁん」と声をもらした。
「私もう無理です、頭がおかしくなりそう」
「もっとおかしくなって、エロいとこを見せてほしいな」
悠真は私の乳首を吸いながら、乳房を包み込むように揉んだ。反対の手は股間へにじり寄り、パンツの上から割れ目の形をなぞる。私は3カ所を同時に執拗に攻められるなんて初めてで、頭の奥がジンジンと痺れた。
「どこが一番、気持ちいい?
僕の唾液で濡れたおっぱい?それとも、おまんこ?」
意地悪な質問に私は少し黙った後、ぼそっと答えた。
「えっと、ぜ…ぜんぶ」
なんてことを言っているのだろうと思い、私は耳の先まで熱くなった。どんな顔をすればいいのか分からず、うつむいていると、悠真が口を開いた。
「嬉しいことを言ってくれるね、それじゃぁそろそろ僕の方も気持ちよくしてもらおうかな」
悠真は慣れた手つきで私のパンツを脱がし、桃尻にキスをした。
そして私の太ももを鷲掴みにし、グイッと開く。
秘部は甘い言葉責めと愛撫でトロトロの状態。
「こんなにも感じてくれていたんだね
これから、もっと気持ちよくしてあげるよ」
「やだ、これ以上は絶対にダメです
私、直也のお嫁さんになるんだから」
「僕をあおってる?そんなふうに言われたら、ますます興奮するんだけど」
悠真は嫌がる私を床に押し倒し、血管が浮き立った肉棒を秘部に押し当てる。
私は足をジタバタ動かした。
間違いなく犯される、逃げなければ。
頭では理解していたのに、いとも簡単に肉棒を挿入された。
「めっちゃ奥まで入ってるの分かる?」
悠真が激しく腰を動かし、そのたびに私の乳房が揺れる。上下左右にプルンプルンと。
直也以外の異性に抱かれるなんて嫌なのに、想像すらしたくないのに。
私は理性が飛び、色欲に溺れた。
「この体勢、マジで最高」
そう言いながら悠真は私の乳房にしゃぶりつき、舌先と指で乳首をこねくり回した。刺激が押し寄せ、私の秘部がキュッと引き締まり、悠真の肉棒に吸い付く。
ジュポジュポと音が鳴り、私は奥深くまで悠真に貫かれた。快感が全身を駆け巡る。
「ふゎっ、あぁん」
「マミコちゃんの中、超気持ちいい…あっあぁ」
私と悠真は何度も絶頂を味わった。あふれ出る愛液と汗で、身体がベタベタになっていることを忘れて。
*~*~
その後、私は予定通り直也と結婚したものの、悠真に会うと肉体関係を要求されている。
悠真はこっそり室内の光景を撮影していたのだ。
あの日の映像をネタに脅され、私は身体を許すほかない。直也との円満な新婚生活を守るためにも。
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