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彼とおもちゃに犯されて
ん…
かすかにちゅぱちゅぱとかじゅるるるって音が聞こえた気がした。
んん…
体の芯が温かくて気持ちいい…
ぐちゅぐちゅって音も聞こえた気がする。
んん??
目が覚めた。
体が勝手にビクビクいってる。
あっ、とかあんっとか声が口をついて出る。
無理やり頭を起こすとカーテン越しに明るい朝日が入って、眩しさに目がくらみながらも見ると、自分の股間のところに黒い何かがいる。
「真人(まさと)?」
「あ、起きた?」
黒い何かはもそもそ動いて私と目があった。
「なに、ん、してるの…」
その間にも体の芯が気持ちよくて勝手にいやらしい声が出る。
「だって美桜(みお)のココがいじって気持ちよくして、っていうから」
といいつつクリを舐める。
体がビクッとしてその都度いやらしい声が出る。
今度は指が体の中に入ってくる感触がした。
クリは舐められたまま。
誰も気持ちよくしてなんて言ってない、て言いたいけど実際に口から出るのは喘ぎ声だけ。
明るい部屋で恥ずかしい部分を集中的に責められて、隠したいけど股間にガッツリ真人がいるので隠せない。
真人の愛撫に勝手に反応する体。
クリは舌で執拗に舐められ吸われ、指は幾度となく出し入れされて。
頭はなんだか徐々に思考停止状態になり、このまま朝からエッチもいいかも?と思ったところで快感が止まった。
指が引き抜かれて声が出る。
あれ、もう終わり?
真人が顔を上げて後ろに向いた。
マッチョになりきれていなくて、体を鍛えて筋肉をつけたいと言っていた真人。
私はゴリマッチョよりは今の方がいいんだけど…とボーと真人の裸を見つめていた。
ゴソゴソと何かを探し始めたが、お目当てのものが見つかったのかすぐにこちらを向いた。
体の中に何かが入ってきた。
全くの想定外だったので、思わず大きな声が出て体もビクビクッとなる。
異物は私の意思に逆らって、真人の意思でぐいぐい入ってくる。
「い、いやっ」
快感で頭と体がおかしくなってて、やっとまともが言葉が言えたのはこれだけ。
頭の中ではもっといっぱい叫んでるのにっ。
真人の指はそれからしばらくして引き抜かれた。
一気に指の緊張から解放されてほっとしたら。
次は寝たままの恰好でショーツを履かせてくれた。
え、あれ、もう終わり?
今日は朝からエッチじゃないの?
私まだイッてないんですけど…?
と思ったら。
履かせてくれたショーツに何か硬いものが当たる。
ん?
と思いながら確認しようとすると、真人がクリに硬いものが当たるように調整し始めた。
「なに、してるの?もう終わり?」
真人はショーツの中でクリをいじりながら、硬いものがしっかりあたるようにするので嫌でも期待しちゃう。
「んー?今日はほら、いい天気だからでかけようと思って」
いや、あの、言ってることとやってることがちぐはぐなんですけど…
「よし、これでいいかな?」
真人が何かを拾った。
瞬間、ビーッという機械音とともに私の体が反応した。
クリに振動が走る。
「あああああっ」
声が出続ける。止まらない。恥ずかしい。いや。なにこれ止めて。真人…
「うん、電池よし」
機械がピタッと止まった。
へ?止まった?
あのビーッて音が聞こえなくなった。
「ほら、着替えて出かけよう」
真人は何事もなかったかのようににっこり笑う。
仰向けでまさにパンイチの私は快感で動けない…
「う、動けないよ…」
やっと言葉にすることができた言葉はこれだった。
なんだか情けない…
「あ、そう?じゃ俺ちょっとシャワー浴びてくるね」
…
は?え?なんで?なんで真人だけ?シャワー??
想定外の真人の反応に驚愕しているうちに、スーッと視界が暗くなっていった…
「美桜(みお)、起きろー」
ふえ?
真人の声で目が覚めた。
ぼやけた視界にうっすら人影が見える。
「ほら、出かけるよ」
声に促されてゆっくり起きる。
真人に手を引っ張られてベッドから引きはがされる。
寝ぼけながら着替えた。
真人に無理やりアパートを出されてもう昼か?ってくらいの日差しの中、2人で歩いた。
外に出て歩き始めたら違和感に気が付いた。
体の中でコツコツって音がする。
この音がなんだか心地よい。
それにクリに何か硬い感触がある。
なんだろう…
「そういえばどこ行くの?」
「ん?植物園に行こうと思って。あんまりカネないしさ」
2人とも大学生。
お互い普通のサラリーマン家庭の親に大学まで出してくれたのだから、遊興費まで要求するわけにはいかない。
お金がないなりに2人で楽しもうとさせてくれる真人が好き。
徒歩圏内にある入場料無料の植物園。
どんな花が咲いてるんだろう、とワクワクしながら入って行ったんだけど。
結構広い植物園なのにあまり花は咲いていなかった。
そのせいか見物客もまばら。
いろいろな花が咲いている中で、真人と追いかけっこしてキャッキャウフフなことをちょっと妄想していた私はショック。
「花咲いてないね」
「ん?そうだね…ちょっと期待外れだね」
真人も咲いている花を探しているのかあちこちを見ながら歩く。
ビーッ
機械音とともにクリに振動が走る。
「ひゃっ」
変な声が出る。ここは外だ。
慌てて口に手をあてて声が出ないようにする。
なにこれ?
真人を見ると花を探している感じ。
ビーッという機械音が誰かに聞こえたらと思うと気が気ではないし、でもこの音をどうやって止めるのかわからない、クリが刺激されて声でそう&歩けなくなりそうで頭パニック状態。
それでも真人に置いていかれたらヤバイので必死についていく。
なんとか真人の腕にしがみついて口は手で押さえているので、目で止まってほしい、と合図した。というか腕引っ張って止めた。
「ん?どしたの?」
真人はいかにも自分が犯人で全て知ってますーというようにニヤニヤ笑っている。
その瞬間、全部思い出した。
昨日は金曜の夜だったから2人で真人の部屋で呑んでそのままエッチして、朝何かを入れられたこと。
とするとこの機械音はローター?
真人の腕をギュッと掴んでこの機械音を止めるように態度で表明したけど、真人は我関せず、しがみついていた腕を下に伸ばし、服の上からクリの辺りを手で押してきた。
「あんっ」
思わず手で押さえていた口から、いやらしい声が出てしまった。
真人の手はかまわずぐいぐい押すから、ローターがクリに押し付けられて刺激がさっきより強くなった。
「はぁんっ」
もうだめ、声が抑えられない。
「どうしたの?気持ちいいの?」
耳元で真人が囁く。
全身がゾクゾクする。気持ちいい。でも誰がみてるかわからない。外。恥ずかしい。我慢できない。エッチしたい。真人ので奥まで思いっきり突かれたい。ダメ。そんなことできない。
エッチしたい本能と、してはいけない理性がせめぎあってパニックになって、その場にへたり込んでしまった。
「お、おい、大丈夫か」
真人の手によって立たせてくれた。
このときにローターの振動が止まった。
でももうだめ。頭と体がエロモード突入。
立たせてくれた真人の腕にしがみつき
「真人…したい…」
息も絶え絶えながらもなんとか言葉にして、真人にキスした。
真人はびっくりした感じだけど、そんなの気にしてられない。
真人をもっと感じたくて舌で真人の口をこじあけ、自分の舌を入れて絡ませた。
真人のくぐもった声が聞こえたような気がした。
真人の舌、唾液、温もり、真人のすべてを感じたい。と思ったのに真人に無理やり引きはがされた。
「おい、さすがにここではダメだろ。他人に迷惑がかかる」
「あ、や…」
もっとしたかったのに「他人に迷惑がかかる」と言われてショックだったし、やっぱ外はダメか…と思ったとき。
「場所を変えようか」
真人は私の手を握って歩き出した。
どこへ行くの?
真人はそのままの勢いで植物園を出て、目についたラブホへ入った。
休日だからかラブホはほぼ満室だったけど、運よく1室だけ空いていたのでその部屋にした。
5階の部屋だったのでエレベーターが来る間に私からキス。
エレベーターに乗ってからは真人からキスしてくれた。
このときもローターのスイッチを入れられて、最後の気力を振り絞って声を抑えた。
部屋に入ってドアを閉めた途端、私の我慢が切れて真人に抱きついてキス。
キスしながらローターの振動に負けて喘いでしまった。
キスしたままの恰好で抱っこされて、ベッドで降ろされ仰向けに寝転ぶ。
真人はスカートとローターつきのショーツを脱がせて、いきなり指を入れる。
「うわ、ぐっちょぐちょ」
恥ずかしいことを平気で言う。デリカシーないの?
体の中から何かが出ていく感触がする。
「膣トレーニング用のおもちゃだよ」
真人が見せてくれたのは、丸いボールのようなものが2つついているものだった。
玉の中に小さなボールが入っていて、体を動かすとコツコツと刺激が伝わるもので、これでトレーニングになるんだとか。
へー、そういうものがあるんだ、と感心してしまった。
たしかに歩いているときコツコツと刺激がして、その刺激が楽しくて歩いてしまったところはある。
でも今は
「早く入れて。真人のほしいの。もうおかしくなっちゃう…」
お、おう、と真人はグッズをベッドのそばのテーブルに置き、いそいそと服を脱ぎ始めた。
真人のソレは大きく反り返っている。
ベッドに置いてあるゴムを装着する。
「これだけぐちょぐちょなら濡らす必要ないな」
「もういいから、早くちょうだい…めちゃくちゃにして…」
いきなり真人が勢いよく私の中に入ってきた。
「!」
真人が私の中に入った瞬間、私はイッてしまった。
ううっと呻いて真人もイッてしまったようで、私の中で私のではない鼓動を感じる。
2人ともしばらくイッた余韻で動けなかった。
2人でブルブル震えて時間が止まったよう。
私の中で真人の存在が小さくなった頃、真人が大きな息を吐きだして私の中から引き抜いた。
「ふぅ…美桜、やばすぎ…すぐイっちゃった…」
真人はゴムを外してゴミ箱に捨て、冷蔵庫からペットボトルの水を取って飲みだした。
「私も…お水…」
快感が体を駆け巡っている中必死に言うと、真人は口移しで飲ませてくれた。
このお水のおかげで快感が少し引いた気がする。
でもまだ足りない。もっとほしい。真人がほしい。
「もっと、もっとして…真人のほしい…」
よろよろと起きだして四つん這いでベッドの上を這いずり、真人へ近づき、キスをする。
えっ、と驚く真人を後目におかまいなく自分の舌を真人の口の中に入れ、乱暴に舌を愛撫する。
舌と舌を絡ませるたびにくちゅくちゅといやらしい音がするけど、逆に興奮する。
しばらくそのまま舌で弄んでから一旦離し、真人をベッドの上に仰向けに寝かせる。
私が真人の上に乗りキスをして、首筋を舌で這わせてゆっくり移動する。
舌が真人のピンクの突起を捉えたので集中攻撃。
うっとかあっとか真人が小さく喘ぐ。
もっと真人の喘ぎが聞きたくて、真人の中心を手で掴んでしごき始めた。
するとすぐに大きくなったので、乳首への攻撃をやめて真人の中心を私の中心にあてがいゆっくり降りる。
真人の中心が私の中に入る。
さっきはゴムしてたけど今度は生。
大きい。声が出ちゃう。恥ずかしい。気持ちいい。汗止まらない。もっと感じたい。
いろんな感情が頭の中で渦巻くのに、気持ちよくてとろけちゃう。
自分が真人の上に乗っているので、自分の気持ちいいところに動けるのがよくて、自分の思いのままに動いていたら真人にがっちり腰を掴まれた。
その瞬間、下からものすごい勢いで突き動かされた。
声を発せず息が止まる。
真人はそのままの勢いで腰を動かす。
私は全く抵抗できず、そのまま真人の腰の動きに連動するしかできなかった。
しばらく激しい動きが続いていたけど、思いっきりお尻を持ち上げられて私の体から真人が引き抜かれた。
「イクッ」
真人の鋭い喘ぎが聞こえた気がしたけど、私には体を動かす力が残ってなくてそのまま真人の上に倒れてしまった。
真人も息が荒い。
真人の上に倒れてしまった私は、真人の心臓がものすごい勢いで脈打つのを心地よいと感じた。
その後少し休んでシャワーを浴びて着替えようとしたとき、ぐちょぐちょのショーツを発見した。
「うわぁ…濡れてる…このまま履くと気持ちわるいんだよね…」
「そうなの?なら履かなければいいじゃん。俺持ってやるよ」
真人がショーツを掴んで自分のカバンに入れてしまった。
ショーツを返すよう抗議したけど、ラブホを出る時間だ、と促され仕方なくノーパンのまま外に出た。
外は夕方になっていたけど、そこそこ人がいる。
誰かに見られたらどうしようと、真人の腕にしがみついて真人のアパートへ帰った。
道中、真人にあのおもちゃよかった?と聞かれたけど、恥ずかしすぎて何も言えずにいたら、真人に頭を撫でられ、
「またやろうな」
と言われた。
私は俯きながらも小さく頷いた。
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