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「うーん、昔からこういうのは苦手なのよね…」

 くるみはベッドにうつ伏せになりながら、マッチングアプリに入力する文章で悩んでいる。

「趣味は、、、セックス。特技は、どんな体位でもとれること。好みのタイプは、精力絶倫で逸物が大きい人…」なんて、とんでもない文章を入力している。

 悩んでいるつもりのくるみは、両脚をエビ反りに曲げ、ヨガの行者の様なポーズを取る。

 悩んだ時のくるみの癖だ。新体操をやっていたくるみの身体は、いまだにとても柔軟でどんなポーズもとることができる。

 よく見かける新体操の選手との違いは、二つのおおきなおっぱいである。高校生の時、急に成長しはじめたこれらのせいで、くるみは強制的に退部させられてしまった。たわわなふくらみを揺らしながら試技をするくるみのレオタード姿は、あまりにもエロチックすぎて、審査員がみんな勃起してしまったことが原因だ。

 そうこうしているうちに、親友の未来が訪ねてきた。デジタルに疎いくるみは、スマホ関係はいつも未来に設定してもらっているのだ。

「彼氏が欲しいな~」と、先日ふられたばかりのくるみに、

「マッチングアプリを使ってみたら?」と勧めたのが未来だ。

 今日はアプリの設定をしてもらう約束をしているのだ。

「プロフィールを考えておいてね。」と頼まれ、あんな、とんでもない文章を考えていたわけであった。

「できた?見せてくれる?…何これ?」とくるみのとんでもない文章に、未来は驚いて声をあげた。

「だって、正直に書けっていったでしょ?」ふくれっ面になりながら、くるみは反論する。

(黙って座ってれば、可愛いんだけどな… この性癖がなければね。)

「あんたねぇ、いくらなんでも、こんなプロフィール設定できるわけないでしょ?変態しか寄ってこないわよ。」

「それは困るわ。きてほしいのは王子様だもの。」

とんでもない姫君である。

「やっぱり、ダメかな…」

 といいつつ、少ししょげるもう一人の変態を溜息をついて眺めながら、未来にあるアイデアが浮かんだ。

「あなた、男にならない?」

「え、どういうこと?」

「マッチングアプリは異性同士だけとは限らないわ。」

「同性の友達が欲しい男の人もいるから、性的な関係じゃなくてね。そういう人から趣味の合う人を探せばいいんじゃない?」

(やっぱ、未来は頭いいわ…)

 くるみはすぐに頷き、男性と偽って、マッチングアプリに登録することにした。

 ただ、いくら同性でも、いきなりこんな話をするわけにはいかない。くるみはまず、好きな漫画の趣味が合う男性を探した。何人か、趣味の合う人を見つけることができたので、次の段階に進むことにする。マイナーなエロ漫画の話題をふってみて、趣味があうかどうか、確かめるのだ。これも未来の入れ知恵だった。

 主人公が巨根で、彼女が巨乳のエロ漫画の話題をふると、一人だけ話のあう相手が見つかった。

 それが、真である。

「こんな大きい人いないだろ?」とくるみはチャットに書き込んだ。

「そんなことないぞ。僕のも大きいし。」

「見栄はってんじゃないよ。」

なんて、ドキドキしながらくるみはさらに書き込んでいく。。

「見栄じゃないよ。僕のはこの主人公と同じくらいある。」

「それじゃ、女にモテるだろ?」

「いいことばかりじゃないぞ、こないだも、やっとやれたと思ったら、痛がられてふられたよ。」

 そんなやりとりが、何回か続いた。

 嘘を言っているとは思えない雰囲気に、くるみは思い切って素性を打ち明けることにした。

「今度、会えないかな? 実は…、女なんだ…。」

「え、嘘だろ?」

「嘘じゃないよ。」

「どうも信用できないな。」

「じゃ、合言葉を決めよう。」

 マイナーな漫画の、マニアしか知らないようなセリフを合言葉に決め、くるみと男性は会うことになった。

 くるみはスターバックスで一人で座っていた。レオタードの一件以来、ゆったりとしたパーカーとかを好んで着るようになったため、くるみのおっぱいはほとんど目立たない。スマホが振動して、真が近づいてきたことを知らせた。前の席に座った真と合言葉を交わす。

「本当に女の子だったんだ。」

「おどろいた?」

「そりゃ、おどろくよ。女の子があんなエロい話ばかりするわけないし…」

 真が近づいてきたとき、くるみはとっさに股間を見つめた。そんなに大きくは見えない。やっぱり見栄だったのかな?、まあ、やれればいいや と思いながら、

「ねえ、私どう見える?」と頬杖をしながら尋ねてみた。

「想像してたより可愛いと思うよ。」

「嬉しい。…じゃ、行こうか。」

 会ったばかりの二人は、近くのラブホテルに向かった。

 ホテルの部屋に入ると、背後から真に抱きしめられた。何かがお尻にあたる感触に、後ろ向きに手をあてがうと、股間が大きく膨れているのが分かる。

 「え」と驚いて、くるみは振りむき、真の股間を見つめた。先ほどとは全く違い、ズボンは大きくテントを張っている。

「大きいっていってたろ?」

「でも、さっきまでそんな気配なかったのに?」

「膨張率が違うんだよ。」

「大きいのに女の子にはもてないの?」

「普段はみんなと変わらないよ。勃起したときだけ。」

「じゃ、勃起したところみせればいいじゃない?」

「女の子より先に警察につかまるって。」

そう言いながら、真はくるみに口づけし、激しく吸いたてた。

(私と同じなんだ…)

 そう思うと、胸の奥にあついものを感じとった。

 くるみはうっとりとして、跪き、真のズボンとパンツを脱がせた。長大な逸物が躍り出る。

 真が言っていたとおり、漫画の主人公と同じぐらいか、それ以上の大きさがある。

「うっぷ」と思わずむしゃぶりつく。大きすぎて先端しか口に入らない。咥えながら、いきなり倒立するように両脚を真の肩にからませ、逆さまになってしがみつく。くるみにしかできないアクロバット技である。

「私のも舐めて!」と言い放つと、再びペニスに吸いついた。

 余りにも大胆なくるみの行動に真は驚いたが、言われた通りくるみのスカートを脱がせ、一瞬でパンティまでとってしまった。パンティを脱がせた瞬間、くるみのアソコから甘い香りが立ち上る。目の前には愛液の小さな泉が湧き出しており、今にも溢れそうになっている。慌てて吸いあげると、「きゃっ」とくるみは、ちいさな叫び声を上げた。吸い続けながら見つめた視線の先に、だぶだぶのパーカーがずり落ちているのが見えた。その隙間から、くるみの白い豊かなおっぱいが顔を覗かせている。

「おっぱい、大きいんだ…」

「私も言ったでしょ…」

 白く巨大なおっぱいに興奮した真は、くるみをベッドに誘うと、残りの服を全部剥ぎ取った。

 あらわになったそれにむしゃぶりつきながら、「これで、してくれる?」と謎めいたことを、くるみに頼んできた。

 それが、例のエロ漫画の一シーンであることを知っているくるみは、再びお尻を真の顔にむけ、おっぱいで真の肉棒を挟むと、ゆっくりとしごき始めた。おっぱいからはみ出した亀頭を口に咥える。そして、両方の乳首を、自分の人差し指と親指でつまんで、刺激した。

 真は目の前に突きつけられたアソコに再び口をつけ、舌を這わせた。快感のあまりくるみは、「んふぅ…ああ」と咥えていたペニスをはきだし、悶えだした。悶えながら、おっぱいで肉棒をよりいっそう強く挟む。すると、真も腰をふりながら悶え続けた。

 いやらしいその光景に、「もう、いれるぞ!」とくるみの腰をいだくと自分の肉棒の上に突き立ててきた。そして、腰を持ち上げて下から激しく突き上げる。

「す、すごい、いっぱい。」

 くるみは自分から上下に動きはじめた。動きながら、うっとりとした表情で喘ぎ続ける。上下にぶるん、ぶるんと揺れ動くおっぱいに、真はむしゃぶりついた。体位がごく自然に騎乗位から前座位へと変わる。

「き、気持ちいぃ」

 両脚を真の腰にまわし、ぎりぎりと締め付け始める。

 その動きに合わせて、アソコも真の肉棒をきつく締め付け始めた。

「んあっあうぅ…、だ、だめ!」

 二人は絶頂の時を迎えた。結合部分から白濁液があふれ出し、みるみるうちに広がっていった。

「気持ちよかった。」

「わたしも。」

 一回目の放出のあと、前座位で抱き合ったまま、愛撫し続けている。

 真の逸物は、くるみの中におさまったまま、萎える気配がない。くるみのアソコも、離すまいとして締めつけ続けている。

「ま、まだすごく元気なのね。」

「俺は特別に性欲が強いんだ。何度やっても全然平気。」

 エロ漫画の主人公と同じセリフをはきながら、くるみの腰をひきよせ、再び動き始めた。すこし柔らかくなり始めていた肉棒は、元の固さを取り戻し、再び突き上げ始める…。

 さきほどの迸りでまだ真っ白なままの結合部が、ハッキリと見えている。

「あ!あ!ほんとに…イく…んぁああ…」

 あっという間に、くるみは二度目の絶頂をむかえてしまった。

 真の逸物は、本人の申告どおり全く萎えない。今度はくるみを浴室の窓際に座らせると、立位のまま挿入した。くるみの片足を肩にかつぎ、I字開脚、松葉くずしの状態でズンズン突いてくる。

 両脚が大きく広げられたことで、二人の密着度がより増していく…。そして、二人の結合部からは「ぐちゅ、ぐちゅ」といやらしい音が、浴室全体に反響するのだ。突き上げるたびに、真の陰毛と恥骨で花弁を刺激され、くるみは喘ぎ続けた。

 ベッドの上、お風呂、シャワー室、ソファーの上とホテル内のあらゆる場所で、二人の痴態が繰り広げられた。真は萎えることのない逸物で、くるみの秘奥を何度も何度も突き上げ続け、くるみは負けじとあらゆる体位をとりながら、真にしがみ続けた。

 目が覚めると、くるみはシーツにくるまっていた。真と何度結合を繰り返したのかわからない。
 
 気だるい恍惚感に包まれ、幸せな気分で真の方に目をやった。視界の端にスマホが見えていた。

「マッチングアプリが王子様をつれてきてくれた。」とくるみは心の中で、そう思った。

 王子様は再び剣を手にとって、こちらに向かってくる。

 それをみてくるみは、シーツをかなぐり捨て、真に跨るため飛び込んでいった。

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エロガタリー事務局

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