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マッチングアプリ

あなたの指先で、乱して濡らして愛撫して

(ん、んん〜〜〜っ)

吊革につかまりながら、ほのかは声を出すまいと必死である。
コロナが落ち付き、通勤地獄が復活したのだ。
ほのかも不本意ながら。超満員電車に揺られて出社する途中である。
そんな中、右尻の輪郭の割れ目に向かって、少しずつ男の指がたどっている。
くすぐったい感触と共に、段々と敏感な部分に近づいてくる期待に、ほのかの秘部は、敏感に反応し、湿り気がどんどん増してくる。

(あ、あとちょっと。)

火照った秘部に指が触れると思った瞬間、方向を変えて左尻の輪郭をたどり始め、遠ざかっていく。

(んん、、もう!そこじゃないの!)

腰をくねらせて、お尻の向きを変えようとする。しかし、その手はそれには応じず、指は無慈悲に遠ざかっていくのだ。
もっとも遠くまでいったかと思うと、今度は向きを変え、再びゆっくりと近づいてきた。

(今度こそ、お願い!)

祈るような気持ちで待ちわびたが、指が秘央に触れたかと思った瞬間「ガタン」と音がして、電車が駅に止まった。

降りる人込みの流れにほのかも巻き込まれながら、今朝のプレイはお開きとなってしまった。

「あと少しだったのに」

欲求不満の状態で、ほのかは渋々と会社に足を向ける。
ほのかは人混みが嫌いだ。
在宅勤務のときはよかったな、と思いながら、初めて痴漢にあったときのことを脳裏に浮かばせる。
敏感な彼女の身体は、痴漢の指使いに反応してしまったのだ。
歓喜の声をあげられない状況が、よりいっそうほのかの感情を高ぶらせた。
このとき以来、痴漢されるのが、楽しみになってしまっていた。

でもまさか、「痴漢して」なんて言えない。
そんな彼女をひきつけたのは、あるマッチングアプリだった。
このアプリは痴漢をされたい女性と、痴漢をしたい男性をマッチングさせるものだ。
普通のセックスでは満足できない嗜好の男女むけの、少し特殊なアプリである。
そんなアプリに、ほのかはさっそく登録してみることにしたのだ。
先ほどのプレイの相手は、そのマッチングアプリで知り合った男性である。
名前は、邦彦。
それだけしかわからない。サイトの約束ごととして、お互いの顔は明らかにしないことになっていたからだ。

会社に着いたほのかは、急いでトイレに駆け込んだ。
パンティを下ろしてみると、思っていた以上に、愛液でぐっしょり濡れている。散々に焦らされた秘部は、真っ赤に充血している。
クリトリスは包皮が完全に剥け、赤ん坊のような色の中身を覗かせていた。
「私の……こんなになってる。」
勃起しているクリトリスに触れたとたん、全身に電撃が走る。
ほのかは、「んあっぁぁああ…」と嗚咽を漏らしながら、慌てて音姫の音量を最大にあげた。
「あん、あんっ…はああぁ〜〜っ」
クリトリスへの刺激だけで、ほのかは絶頂に達してしまったのだ。

「今朝はあと少しだったのに。」
帰宅したほのかは、邦彦とのチャット中である。
「気持ち良かった?濡れてたね。」
「もっと、早くしてよぉ。」
「あの後、我慢できなくなったから、会社でしちゃったのよ。ねえ、明日もできる?」
「ごめん、明日は無理。明後日ならいいよ。」
邦彦以外にもこのプレイを楽しんだことはあるが、邦彦の絶妙な指使いに魅せられてからというもの、彼とばかり楽しむようになった。

スマホのアプリが振動し、邦彦が近づいたことを知らせた。
いつものように、お尻の輪郭をゆっくりとなぞりはじめる邦彦。
今日は、いつもより速度がはやい。
秘央部分に近づいたそれは、いつもと違う様子に、戸惑ったように動きが止まった。
ほのかは、穴あきパンティを着用していたのだ。
秘央部分にぽっかりと穴が開いている。
パンティの布地から、いきなり湿った柔肉に触れた邦彦の指は、状況を把握しようと、穴の周辺をなぞり始めた。
(そう、そこよ…!)
作戦成功!とばかり、にんまりと笑いながら、
(あ、あ、そ、そこよぉ……)と悶え始める。
邦彦の指が、穴の中央にある蜜壺に「ちゅぷん」と入った。
そのまま、第2関節あたりまで「ちゅぷ、ちゅぷ」と入ってくる。
(んん〜ぅう)
ほのかはその感触に酔いしれ、愛液を迸らせてしまった。

「お尻以外もお願い」とのリクエストを、ほのかは邦彦にしていたのだ。
今朝はタンクトップ姿で出勤する。
ブラはつけていない。
脇の隙間から覗かれないよう、リュックを前に担いで乗車する。
タンクトップに乳首が擦れる感触だけで、ほのかはすでに感じてしまっている。
すると、脇の下から邦彦の手が入ってきた。
下乳のあたりから乳首に向かって指で辿り始める。
(くすぐったい、…でも、気持ちいぃ)
乳首が固く尖りだすのを感じながら、ほのかは悶えた。

ほのかは日増しに、大胆になっていく。
今日は紐パンだ。
紐が割れ目に食い込む感じが、たまらなくいやらしい。
邦彦は割れ目に食い込んでいる紐の部分と、腰に回っている紐の付け根部分をさぐりあてると、食い込んでいる紐をくいっとばかりに、お尻の方向に持ち上げた。
(ひ、ひぃっ)
紐パンが割れ目にいっそう食い込む。
邦彦が引っ張っているのと反対側の付け根部分が、ちょうどクリトリスに食い込んでいる。
くいっ、くいっと邦彦が引っ張るたびに(あんっあん…)と腰をくねらしながら悶えるほのか。周囲にばれないようにすることが、更に興奮を高める。
紐パンが食い込むたびに、愛液がぷしゅ、ぷしゅと溢れるのを感じる。
邦彦は、最後に紐パンの反対側の付け根をつまむと、下の方に大きく引っ張り、パチンコのように「ぱちん」とはじいた。
(んあっ)
はじかれた紐パンが、クリトリスに勢いよく当たった。
予想していなかったその衝撃に、ほのかは一瞬呆けたようになり、愛液が膣口から噴出した。
声にならない叫び声をあげて、ほのかは絶頂に達したのだ。

どんどんエスカレーションするほのかは、今度は、下着をつけずに乗車した。階段で見られたりしたらどうしよう?なんて、そのさまを想像するだけで、感じて濡れ始める。
邦彦もさすがに今朝は、驚いたようだった。
いつものように焦らすことなく、いきなり秘央へとすすむ。
ほのかのそこはすでに洪水のような状態だった。人差し指は何の抵抗もなく蜜壺に飲み込まれた。続いて中指も飲み込もうとする。
(ん、…んん、あ、あ、ぁあ……!)
蜜壺のなかで蠢く邦彦の指の動きが、たまらなく気持ちいい。
(ずっと、このままでいて)とほのかは願うが、停車駅は次第に近づいてくる。
(抜いちゃやだ……!)
指を抜かせまいとして、アソコで邦彦の指を握りしめるほのか。

だが、電車はいつもの駅で停車せず、そのまま通りすぎる。
車内はざわめいたが、すぐにアナウンスが入った。いつもの停車駅のホームの落下防止柵が故障し、下車することができないため、次の駅に臨時停車するとのこと。
邦彦は指を引き抜いたが、ほのかは彼の袖をつかんで離さず、一緒に下車した。

✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼

「とうとう、面がわれちゃったね」邦彦はほっそりとした青年だった。
さっきのプレイで感じすぎてしまったほのかは、腰砕けになってしまい、歩くことができない。
ホームの椅子に腰かけたまま、「私、歩けない」と邦彦に訴えた。
あふれ出た愛液が、内ももを伝わって、くるぶしの辺りにまで垂れてきているのが見える。
「大丈夫?」
抱きかかえるように邦彦が肩をかすと、近くにあるラブホテルまで、ほのかを連れて行った。

部屋に入ると、邦彦は部屋の電気を全て消して、暗闇にしたのだ。
「ど、どうするの?」
暗闇のなかで、ほのかは邦彦にすがりつく。
「このほうがはずかしくないだろ?」
暗闇の中から邦彦の声が響いた。
鼻をつままれてもわからないほどの暗闇の中で、邦彦がゆっくりとほのかの服を脱がし始める。
スカート、ブラウス、ブラジャー…
次から次へと脱がされる服が身体に触れるたび、「あ、あ」と喘ぎ声がもれてしまう。
「敏感なんだね。」と邦彦の声が響く。
邦彦の指が、ほのかをやさしく愛撫し始めた。
背中、お尻、太もも、内股…やさしくさわり続ける。
「あ、…あ、…んあっ」
何も見えないため、感覚がより敏感になっているほのかは、愛撫されるだけで喘ぎつづけた。

邦彦がおっぱいを愛撫している。
すでに硬く尖っている先端に、指の腹でやさしくタッチする。
ここで、はじめて指だけでなく、舌もほのかの身体に這わせ始めた。
「あ、ぅうっんんん〜〜」
初めての感触に、ほのかは喘ぎ続ける。
硬く尖った乳首に舌を這わせ、ころがすように舐める。かと思うとチューチューと吸いつく。
邦彦は、両手でやさしくおっぱいを揉みしだき続ける。
身体を波打たせ、ほのかは悶えた。

邦彦はついに、ほのかのアソコを舐め始めたのだ。
ここまでの愛撫でアソコはもう、洪水のような状態になっていた。
蜜壺にたまった愛液を「じゅる…じゅる」と吸いながら、舌で蜜壺の中を舐め回す。
「いぃ、いぃ…はぁぁあっ」
邦彦の頭を抱えながら絶叫するほのか。
舌でクリトリスをなめ、吸いついた瞬間「だ、だめ…あっあああんぁああっ!!」とほのかは絶頂に達し、愛液を邦彦の顔に浴びせかけた。

「ほのか…」邦彦はここでパッと電気をつけ明るくした。
いきなり点いた照明に目が眩みながら、勃起したペニスが、ほのかを見下ろしているのが見えた。
びくん、びくんと動いているペニスの先端には、透明な先走りの液が玉をつくっている。
見るうちにその玉は大きくなり、つーっとほのかのおなかの上に、垂れたのだ。

「入れるよ。」と言って筒先をほのかの方に向ける邦彦。
「お願い、入れて。」とほのかも、腰を突き出した。

蜜壺にペニスが挿入される。
荒々しく動き始める邦彦の身体が触れた箇所に、快感が走る。
その度に、蜜壺の中の柔襞が、「キュゥ、キュゥ」と邦彦を締め付けるのを感じる。
全身で快感を感じながら、ほのかは邦彦にしがみついて、悶えまくった。

✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼

「あん、あん…」台所で料理中のほのかは、裸エプロン姿で、背後から邦彦に愛撫され続けている。
邦彦は、あのサイトのオーナーだった。
驚くほのかに、「とっても敏感な子がいるなと前から気になってたんだ」と打ち明けた。
オーナーである彼は、サイトのルール違反者がいないかと、時々パトロールをしているそうだ。その際に、ほのかを見染めたらしい。
「それで、サイトの登録者を見てみたら、君がいたので驚いたよ」
ほのかは今は勤めていた会社を辞め、彼のサイトの手伝いをして、同棲中である。
ただ、痴漢されるスリルを忘れることができない彼女は、こうして今もプレイを続けている。

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エロガタリー事務局

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