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同窓会から始まるサイレンアイ(再恋愛)
「今度大学のサークルの同窓会があるんだけど、出席してきてもいいかな?」
私は夫に、そう切り出した。
「サークルって例のアレか?」
「そう、アレ。」
「うーん。まあ、たまにはいいだろ。」
「やった!」
夫の了解を取り付けたかすみは、喜んで旅の準備に取りかかる。
会場が大学の近くなので、今住んでいるところからは少し距離がある。なので、泊まりで行くことになる。
かすみのサークルは、漫画研究会であった。
夫はこの世界には、一切興味が無い。
私は結婚してからというもの、いろんな手を尽くして洗脳しようとしたが、無理だった。
(久しぶりに話の合う人たちに会える!)
そう思うと、私の胸は期待に高鳴った。
同窓会の会場は大学の近くのホテルだった。
部屋の中に入ると、すでに懐かしい面々が集っている。
「やあ、ひさしぶり。」
「へー、かすみ、きれいになったね?」
あちこちのテーブルからは、ここは本当に日本か?と思われるような、意味不明の単語が聞こえてくる。
私は近くのテーブルに、親しかった友人の登の姿を見つけた。そして、そそくさと隣に座る。
「登、久しぶりね。」
「かすみか? お前、化粧できたんだ?」
かすみは、学生時代に全く化粧をしたことがなかったのだ。
「失礼ね。私ももう社会人よ。化粧ぐらいできるわ。」
かすみは最近SNSで流行りの「サイレン・アイ」というメイクをしてきていた。
切れ長の、色っぽい目元になるメイクである。
「どんな感じ?」
「そうだな、メーテルみたい。」(この世界の中では最高の誉め言葉である。)
かすみも、メイク中の顔を見て、同じように思ってしまった。
もっとも丸顔なので、どちらかというと『〇年女王』の弥生の方に近いのだが。
「登、結婚したんだ。」と、登の左手のリングを見て、かすみは尋ねた。
「ああ、かすみもだな。」
「どんな女性?」
「普通の人だよ。結婚してからこの世界に引き込もうとしたけど失敗した。」
「お互い、苦労しますな。」
といいつつ、同じ境遇のかすみはゆっくりうなずいた。
「子どもができたら、仲間にしようと思う。」
「奇遇ね!私も同じことを考えているの。」
その後、意気投合した二人は、マニアックな話題について、長々と話し合った。
話と共にアルコールも進む。
「ちょっと、飲みすぎたかな。」
私は顔が火照るのを感じて、そうつぶやいた。
「俺もちょっと、飲みすぎたみたいだ。」
登は学生時代から、アルコールは強い方ではない。
「ふらつくから、ちょっと送っていってくれない? 今晩はこのホテルに宿泊予定なの。」
「ああいいよ。俺もちょっと酔いをさまさないとな。」
ふらつくかすみをささえながら、2人は同窓会会場をあとにした。
ホテルの部屋に入ると、登はかすみをソファーに座らせた。
ペットボトルの水とグラスを二つ持ってきて、水をグラスに注ぐとかすみに渡す。
「ありがとう。」
グラスの水を一気に飲み干す。
「ねえ、私たちどうして付き合わなかったのかな?」
「お互い、恋愛対象として見ていなかったからだろ?」
確かに、学生時代はサークル活動に夢中で、化粧や服装には全く無頓着な二人であった。
「じゃ、今はどうかな?」
酔った勢いもあって、隣に腰かけている登の顔を覗き込みながら、かすみは尋ねる。
「……色っぽくなった。」
そう言いつつ、登は私の顔にかかった髪をかきあげながら、顔を近づけ、キスをする。
登の唇から、先ほど飲んでいたお酒の味がする。
もっと味わおうとして、舌を登の口内に挿入する。登も自分の舌を絡ませてきた。
「んんっ…」
長々とペッティングしていると、次第に私の身体は反応し始めてしまった。
ブラの下で乳首が固く尖り始め、股間に熱い溶液が満ちてくる。
登は唇を離すと、私の上半身を抱きしめた。
「…甘い匂いがする。抱いてもいいか?」
「…今日、だけよ。今夜だけ。」
ブラウスのボタンが、ひとつひとつ外されていく。
すべて外れたあと、露わになったブラに手がかけられ、ぐいっと上に持ち上げられた。
そのはずみで、白いおっぱいがぷるんと揺れる。
「きれいなおっぱいだ。」
登の顔が近づいてきて、右の乳首に舌が触れた。左の乳首は指でつまんでこねくり回す。
さらに、下乳のあたりから、手でおっぱいをつかんで揉みしだく。
「はぁっ、気持ちいい……もっとして。」
私は登の頭を胸に押し当てながら悶えた。登は私を舐め続けながら、頭の位置を少しずつ下半身のほうへとずらしていく。
おへそのあたりを舐められながら、スカートがゆっくりと脱がされていく。
次に、登はパンティに手をかけた。
少しお尻が持ち上げられた感じがして、パンティが剥ぎ取られる。
ぐっと両脚が広げられ、登にアソコをじっと見つめられている。
「は、恥ずかしい。」
夫以外に見せたことのない箇所を今見られているんだと思うと、私は愛液がさらに溢れ出てくるのを感じた。
膝を閉じようとするが、強い力で元の状態に戻されてしまう。
「ああ、…もう。」
見つめられているだけで私のアソコからはトクン、トクンと泉のように愛液が湧き出てくるのだ。
「俺のも、見てくれ。」と言って、登はズボンとパンツを脱ぎすてると下半身を露わにした。
身体の向きをかえて、私の頭の上に跨る。怒張した彼の男性器が、私の目の前にぶら下がった。
「の、登の……。」目の前では肉棒が生き物のようにビクン、ビクンと動いている。そっと手を伸ばして握りしめる。しっかりと握りしめていないと、陸に上がった魚のように飛び跳ねて手からこぼれ落ちてしまうほどだった。
「い、いきがいいのね。」
下から見る男性器は、いろんな筋が縦横に走り、なんともいやらしい眺めである。
いつしか先端から滲み出た露が、ペニスの脈動と共に、私の顔面にポタポタと垂れ始めていた。私は大きく口をあけてその露を受け止めようとする。その源である肉棒を両手で引き寄せて、口に含んだ。口の中でも、ペニスは生き物のようにビクビクと跳ね続け、口内のあちこちにビンビンとぶちあたってきた。
私のアソコをじっと見つめ続けていた登は、ついに口をつけ、蜜を吸い上げ始めた。
「あっ、そこっ……すごく気持ちいい。」
お尻が自然とせりあがってしまう。
「もっと激しくして……感じるっ」
登は再び向きを変えると、今度は肉棒を私のアソコに挿入してきた。
「あっ、あっ、あっ……気持ちいいよ。」
私の膣内に入ってからも、登のペニスは脈動するのをやめない。
膣内でずっとビクビクと動き続けているそれは、射精し続けているペニスのようだ。痙攣する肉棒は、蜜壺のありとあらゆる場所を刺激し続けた。
しかも、一回限りの射精とは違い、終わることがない。
「な、何、これ、一体どうなっているの?」
「ふぅっ、気持ちよすぎて我慢できない!」
「あっ、イクッ、イクッ!もっと…!!!」
私はビクビクと動き続ける登の肉棒に我を忘れてしまい、絶頂に達してしまった。
「うっ、いっ…、イクぞ。」
登は私のお尻を力強くつかむと、今度は本当の樹液を、どくどくと私の膣内に射精し始めた。
それを感じた時、私は、再び絶頂に達してしまった。
その夜、何度も何度も、登のペニスで絶頂に達してしまった。
夫との行為のときも、あの夜のことが片時も頭を離れない。
「あれは何なの?」との私の問いかけに、「いつの間にかできるようになってた。」「みんなはできないのか?」と登は不思議そうに言っていた。
「…へえ、じゃあ俺は特異体質なんだな。他人に確かめたことなんてなかったから。」
さすがに「自分の肉棒を動かせますか?」と聞いてまわることなんて、できないだろう。
(もう一度会いたいな。)
そう思っていた矢先、登が出張で近くまで来るとの連絡が入った。
『また、会えるかな?』
矢も楯もたまらず、OKする。
「明日、急に出張になったの。」
夫にはウソをついて、私は登との待ち合わせ場所に向かった。2人は合流し、すぐ近くのラブホテルに向かう。
「あれから、ずっと会いたかったの。」
「…俺もだよ。」
そういいながら、部屋に入るなりいきなり抱きしめると、舌を絡ませてきた。
「ねえ、今日は見て欲しいものがあるの。」
私は、コートの下に来ていた衣装を登に披露した。
「へえー、女神さま?」
真っ白な衣装に青い紐。学生時代にコミケで使おうとして、あまりにエロすぎてためらった衣装だ。
登は紐をつかむと、下から上へ持ち上げた。おっぱいがぶるんと揺れる。紐が乳首にこすれてとてもくすぐったい。
「く、くすぐったい、やめて。」
私は登の手をおさえた。
「この紐、エロいよな。」
そういいつつ、いつの間にか下半身裸になっていた登は、蠢く肉棒を私の目の前に突きつけてくる。
「こういう使い方もあるわよ」と私は肉棒に紐を巻きつけて動きを止めると、亀頭に吸いついた。
「痛い痛い、ちぎれちゃうよ。」
登は私を後ろから抱きしめ、アソコ部分の衣装の隙間から肉棒を突き立てた。
脈動する肉棒で蜜壺が満たされていく。
「ああっ、そこっ……んんっ」
待ち焦がれていたこの感覚に、私はコスプレ衣装のままで悶えまくる。
登も背後から、私のおっぱいを両手で揉みしだきながら、腰を動かし続ける。
「あっんん!!」
登もそう叫ぶと、歓喜の迸りを私の中に長々と放つのだった。
「ねえ、今度はボクにどんな格好をして欲しい?登クン?」
行為を終えたあと、私は登の背中をなでながら、そう聞いてみた。
「うーん、そうだなあ」私の顔をみて少し考えていた登は、「千〇女王の弥生さん?」と答える。
(メイクはサイレンアイにするとして、冠とかドレスとかどうしよう?)
私の頭の中は、すでに登との次のプレイのコスチューム準備に、かかっていた。
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