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視線が触れるとき
大学生になってから、一限の授業に間に合うように、いつも早めの電車に乗っていた。そこから社会人になり、数年はずっと電車で逆痴漢をしていた。逆痴漢といっても、気弱そうな男性にわざとらしく尻を揉んでみたりとかで、一度警察沙汰になりかけてやめた。それから逆痴漢からは手を引いていたし、なにもしていなかったのだけど……ある噂だけが、一人歩きしている。
「痴漢の女王がいる」と。
私には恋人がいて、痴漢なんて二度とやらないと誓っていたのに、そんな噂があると恋人から聞かされ内心驚いた。引退してもう何年も経つのに、おかしいだろ…と思っていたら、私ではない別の女が、私と同じ手法で痴漢をしているようだった。足を洗った私が、また疑われるのもよくない、と思い、その女を直撃するしかないと考えた。
噂の時間帯。電車に乗り込んでみたら、確かに空いている車内で一人の若い女が、気弱そうな男性に痴漢をしている。
「……なにをしているのかな?」
「……!!」
がしりと手を掴み、逃げられない状態にしてから、次の駅で二人で降りた。
駅のトイレの個室に押し込んで、必死に抵抗している女の唇を奪う。スカート下に隠していたペニバンを晒し、顔が青ざめている女に「痴漢の女王は私だ」と宣言した。
数多の男の初を散らしてきたドラゴンディルドペニバン、これで偽の女王を懲らしめるしかないだろう。
「ごめんなさい!」
「ごめんなさいで済んだら警察はいらないんですよ?」
相手の服を脱がせて、案外可愛らしいパンティを口にねじ込み、助けを呼ぶ声を塞いだ。そして(慣れていないのもあるけど)ガシマンで無理やり濡らしてやったアソコに、ドラゴンディルドペニバンをねじ込んだ。
「む、ぐぅうぅっ!!」
苦悶の表情を浮かべる若い女を無理やり犯していると、だんだん表情が蕩けてくる。これはこのドラゴンディルドペニバンの効果で、最初はみんな痛がるけど、少しずつ慣れてくる。このごつごつとした突起が性感帯を刺激するらしいのだ。この刺激は体感した男性たちを、私の性奴隷にするくらいのもので、古いものだけど、威力はそこそこあったのだ。
このドラゴンディルドぺニバンの弱点は装着に時間がかかるくらいで、彼氏にも使ったことがない最終必殺兵器だ。
「む、ぅうぅ!うぅ!!」
「気持ちいいでしょう?これで性奴隷を百人は作ったのよ?」
とろんとした表情のまま喘ぐ若い女には、もう抵抗する気配は見えない。これなら口の中に入れたパンティを取ってしまってもいいだろう。そう思ってぬちゃりと唾液で濡れたパンティを彼女の口から取ると、かぶりつくように私にキスをして「もっと」と喘いだ。
「も、っとぉっ……おねが、い……もっと、はげしく、してぇっ……!」
「いいの?」
「いい、からぁっ……!!」
その言葉を聞いて、すぐにぐぽっと奥の子宮をえぐるように腰を揺らしてみると、彼女は狂ったように喘いで潮を吹いた。
「あ、ぁえっ、おかひ、おかひぃいっ……!」
「あんなちんけな痴漢もどきで満足されたら困るんだよね、反省した?」
「ひ、まひらぁっ!はん、せー、ひまひ、っうぅう……!!」
その言葉を聞いてから、もう一回ごつんと子宮を叩くと、私の方に身体を落とした。
「ぁー……っう……」
「また明日も相手しようか?」
「お、ねがい……ひま、ひゅ……」
次の日も、ドラゴンディルドペニバンを持って、同じ時間の電車に乗ってみる。すると、あの子が待っていた。
「あ、あの……お姉さん、待ってました。」
「……本当に待ってたんだ。」
はいと答えた彼女は、アカネと名乗った。アカネは恋人との関係に悩む友人の相談に乗るくらい優しい子らしいのだけど、その友人に対してのストレスで、あんな痴漢もどきをやったらしい。
私が相手をしてくれるならもう痴漢はしない、と言ってきたので、ならもう一回トイレに行く?と聞いたところで、数人の女性たちに声をかけられた。
「あ、あの……『痴漢の女王』様、ですよね?」
「ファンです」と名乗った女性たちはどこか見覚えがある……もしかして。
「あなたたち、もしかして私が昔飼ってた性奴隷たち?」
「はい、あなた様の奴隷……です、ぅ……!」
私がドラゴンディルドぺ二バンで雌に落としていった男たちは、すっかり女になっていて、女性専用車両に乗り込んでいた。
「ここは女性専用車両だけど?」
「わかってます、だからお仕置きしてほしくって……」
頬を赤らめ、もぞもぞと身体をくねらせる子たちとアカネを連れて、駅構内の多目的トイレへと向かった。多目的トイレの中は広く、性奴隷三人とアカネと私が入ってもまだ余裕がある。この多目的トイレでやるお仕置きが、今日の本命だ。
スカート下にドラゴンディルドぺニバンを取り付けると、四人はごくりと生唾を飲み込んで、私の動向をじっと観察している。
「ローションと舐めるの、どっちがいい?」
その問いかけに、アカネと性奴隷たちは大きめな声で舐めたい! と言ってきた。
ぴちゃぴちゃと音を立ててドラゴンディルドぺニバンの突起を夢中になって舐る四人は、ドラゴンディルドぺニバンに夢中で恍惚とした表情をしていた。けれど、誰が先にこれをハメるのかだけが気になっているようだった。
「誰が先とか決めてなかったね……誰がいい?」
その言葉を聞いて、四人ともすっと手を上げた。その勢いに笑ってしまいそうになるが、そこは我慢して先にイッた人が一番に挿れてあげると伝えた。すると、四人は勢いよく自慰を始めて、先にイクことを目指して必死だ。
その必死さに応えようと思ったけれど、性奴隷の三人組は、アカネも付けていないローターを肛門内に入れていたようで、(どうやらドラゴンディルドペニバンの威力は凄まじいのか、勃たなくなってしまったらしい)ぐちゅぐちゅとローターごと、内側をかき回していた。
「三人とも、手を使わずにローター出すことってできる?」
「で、きま、しゅっ……!」
「え、ぁ?」
「は、ぁい……」
三人とも答えはバラバラだったけど、それぞれが指を引き抜いて、力んで出そうとしている。
屁とともにじわりじわりと出てくるローターは、三者三様、つるんと丸い定番のローターもあれば突起がびっしりついたものやカエンタケのような見た目のものもある。ローターにもこんなに種類があるんだと関心したところで、三人にローターの交換をお願いし、再度腸液で濡れるそれを挿れてもらって、自慰を再開してもらう。
「ねぇ、トイレでもいいけど……電車内でセックスしてみる?」
その言葉にドキドキしたらしい四人は、少し考える素振りをしてから頷いた。
スカート下にドラゴンディルドペニバンを隠し、極限まで性感を高められた四人を連れて、電車に乗車する。乗るのはもちろん女性専用車両、通勤通学ラッシュに当たったのか、結構満員な電車内。私と四人がかたまって、お互いの性感帯を揉み合う。
周囲に気付かれないように、こっそり揉み合い続け、ホテルの多い、次の駅で降りた。電車内をイメージした部屋のあるホテルを見つけたので、そこに入った。
「あ、あの……いつ挿れてくれるんですか?」
「今から挿れてあげる、四人みんな満足するまで止めないからね。」
不安そうにしている子にそう声をかけて、電車に乗っている風に立たせ、つり革を掴ませた。
まずは性奴隷の一人、ドラゴンディルドペニバンを挿れるには肛門がほぐれすぎていたけれど、それでも泣き喘ぐこの子は、ガクガクと足を震わせてつり革を握りしめている。
「あ、ぁあぁっ!あぅ、ぅー……!!」
「ずるい!僕も!」
「私も!」
一気に可愛がってあげたいけど、私は一人しかいないので、同時に四人を満足させるのは難しい。私はアカネに、自販機で人数分のバイブと目隠しを買ってくるように伝えてお金を渡した。
素直に買ってきたアカネの頭を撫でて、みんなに目隠しとバイブを付けさせてから、もう一回ドラゴンディルドぺニバンで遊ぶ相手を選びなおす。そこからは順番に、性奴隷たちとアカネの四人を足腰立たなくなるくらいまで犯し尽くした。四人はつり革に捕まっていられなくなり、床にへたり込んでいたけど、最後の方ではドラゴンディルドぺニバンを求めつつ、お互いを手持ちのバイブで犯して遊び始めていた。
そんな乱交パーティーをした後から、私の生活はがらっと変わったのだ。
「女王様」
……また私が電車に乗った時に限って、周りに人が集まってくる。
毎日の通勤時間に合わせて昔の性奴隷たちやアカネが集まってきて、一両まるごと私の性奴隷たちで埋めたこともある。しかし、そんな私の短い通勤時間で、十分満足させられるのは、数少ない。だから余計に満足させられる時間が欲しくって、アカネに新しいドラゴンディルドぺニバンを渡して腰使いをレクチャーした。そして、二人がかりで性奴隷たちを犯していった。
私とアカネの間には奇妙な友情が生まれていた。
アカネとは電車内以外でも会うことも増えて、そこから何度か食事をしていた。根は優しい子だから余計に可愛がってしまうのもあるけど、性奴隷たちとは違う若々しさと、教えたことの吸収の早さが際立っていていい。覚えのいい弟子を捕まえた喜びは大きくて、毎回電車内でも視線が触れるときに、遊んでしまう。
……他の性奴隷達とは違い、アカネは「惚れちゃうからやめてほしい」と顔を茹でたタコみたいに真っ赤にして言ってくる。そんなところも可愛かった。
問題は、私の恋人よりアカネの方が愛おしくなってきていることだった。アカネには恋人がいないらしいのだけど、この関係から告白して、恋人同士になってもいいのか悩みどころだ。
「ぁ、じょ、おさまぁっ……!」
……彼女に私の本名を伝えるべきだろうか?とも思うけど、(恋人でもない関係なのに)本名を名乗る理由はないだろう、そう割り切って関係を続けた方がいいはず…だ。
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