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痴漢

願望痴漢

「今日はごめんなさいね、付き合って貰っちゃって…」

「良いんですよ、それに俺達が悪い訳じゃないですしね。あの上司が突然納期なんて変更するから…そのしで急遽、謝りに行くことになったんですから。」

拗ねるように車窓を見つめながら、大きなため息を吐いた部下の頭を優しく撫でた。

出来る部下がいてくれて、本当に助かった。

でなければ、絶賛今も残業に終われ、会社に何度も戻り、こんな直帰することも出来なかっただろう。

少し前まではミスが多くて、上司や私にも注意や叱られることが多かった部下が、いつの間にか頼りがいのある部下にまで成長していたのだ。

「あなたがいてくれたからよ。真摯な対応をしてくれたから、先方も気を付けてくれ、だけで済んだのよ。」

「そうですかね?ま、まあ、俺がいれば何事も上手くいくってことですよ!」

「全く、お調子者なんだから。」

褒める度に、子供のように無邪気な笑みを零す彼を見ると、仕事の疲れが飛んでいく。

ガタンッと大きく車内が揺れた途端、人の波に押され、背中が軽くドアに当たった。

顔を顰めた私を見たのか、すぐに彼は私の身体を引き寄せて、これ以上人の波に押されないようにと、盾になってくれた。

「大丈夫ですか?今、身体痛そうだったんで…その、すみません。こんな体勢で…」

そう申し訳なさそうな顔が、車窓越しに見えて、思わず苦笑いを浮かべてしまう。

「大丈夫よ、庇ってくれてありがとう。普段あんまり電車になんて乗らないから…帰宅ラッシュってこんなに大変なのね…」

「ああ、先輩は確か旦那さんに送って貰ってるんですよね。それならこの人混みには慣れてませんよね。」

「今日もあの人が出張じゃなきゃ、送って貰う予定だったんだけど…」

いつもは彼の会社の通り道にある私の会社まで送って貰っているのだが、今日に限って出張が入ってしまい、1週間は電車通勤をしなくてはいけなかったのだ。

ふと車窓越しに、彼の腕が私の腰に回っていることに気付いた。

180cmをゆうに超えている彼の身長と、150cmしかない私の身体とでは、あまりにも体格差が激しい。

いつも見上げて話してはいるものの、ここまで大きな体格が私の背後にいると思うと、少しばかり緊張してしまう。

ふわりと香る芳醇な香水の匂いも、今日だけはやけに近いように感じ、変に意識してしまった。

強張る私の身体に気付いたのか、彼の頭が私の肩に乗って、車窓越しに私の顔を見ていた。

突然のことに困惑しながら、固まる身体に思わず腰に回る腕を掴んだ。

「ちょ、とまって…何を…」

「ねえ、先輩…次、いつ会える…?」

いつもの元気な声とは違って、熱を帯びた柔らかい声が耳元に聞こえてくる。

腰に回された腕に力が入り、彼の身体が体重を掛けて、私にのしかかってきた。

甘えたような声に喉が鳴って、小さくため息を吐いた。

「…わか、れるまでは…駄目だって言ったでしょ…」

「待てませんよ、俺…先輩と一緒になりたいんです…」

囁かれた言葉に胸が強く締め付けられて、腰に回る彼の手に自分の手を重ねた。

気を抜いた瞬間だった。

スカートのスーツの上からスリッと臀部の割れ目に沿って、太い指が這わされた。

突然のことに硬直する身体と、もしかして痴漢かと身構える自分。

車窓に映った自分の姿と、したり顔で私の方を見ていた彼の視線が交わった。

「な、にをして…ッんぐ!」

すぐに腰に回されていた手が、私の口元を抑えて、片方の手が臀部を下から上へと撫で始めたのだ。

少し乱暴に臀部を揉んだり、掴まれたりを繰り返され、嫌でも腰が震え出す。

こんな人混みの中だというのに、身体は彼に触れられていると考えてしまう程、快感を強く拾ってしまう。

徐々にスカートの下に手が入れられて、太ももに指を這わせながら、上へと上がってくる指の感触に、急に背筋が冷たくなってくるのがわかる。

「ん、んぅ、ッ…」

「しいー…ほら、聞こえちゃいますから…ね?」

嫌々と頭を振って意味のない抵抗をしてみるも、今まで散々愛されてしまった身体は、徐々に熱を帯びてしまう。

はっきりと映る私の姿と彼の姿をみて、一気に熱が顔に集中する。

私の耳元で聞こえてくる熱い吐息と、グニッとショーツの上から膣の割れ目を指で押され、息が詰まった。

声を出しそうになっても止まることのない彼の指が、ゆっくりと前後に動いて、秘豆や膣の割れ目を何度も指で押し上げてくるのだ。

ヒクヒクと震えてしまう膣と徐々にじわりと滲み出す愛液がショーツに染みて、思わず足をゆっくりと閉じようとした。

しかし、それは彼の足によって阻まれた…。

私の間に彼の足が割り込まれて、足を閉じることが出来なくなり、焦りが生まれた。

車窓越しに彼に訴えてみても、すぐにふいっと顔を逸らされ、何事もなかったかのように私からゆっくりと離れていく。

「ん…ぅ…ッ…」

「あーぁ…駄目ですねえ…先輩…こんなはしたない格好して…痴漢されてるって思った?」

耳元で囁かれる声が身体の芯まで届くように響いて、愛液の量が増えているように感じる。

我関せずといった様子で、彼は私の方を見向きもしないで素知らぬ振りをしながら、何度も愛液で濡れそぼる膣の割れ目に指を押し当ててくる。

時折強く秘豆を抑えられたり、膣内まで入るような勢いで、グ二ッと指先で抑え込まれる。

精一杯に息を押し殺し身体をビクビクと震わせながら、自分達が降りる駅まで必死に耐え続けた。

しかし、目的の駅まではまだまだ何駅もある。

車窓の縁を震える指先で掴み、電車の揺れとも格闘していると、ガタンッと大きく揺れ動いた瞬間、人の波が一斉に傾いた。

「ひ…ッ!?」

突然感じた膣内の衝撃に、ガクンッと膝から崩れ落ちた。

力を失った足と、ズルリとショーツと共に埋め込まれた指が勢いよく引き抜かれ、私の身体を支えた。

ドプドプと止めどなくショーツを濡らしていく愛液に、もう我慢など出来るはずがない…。

は、は、と短い呼吸を繰り返し、私の身体を支える彼の腕を必死に掴んで、爪を立てた。

低く呻くような声が聞こえて、熱い吐息が耳元で聞こえてくる。

「ッ、いたいなあ…そんなに我慢できませんでした…?」

「わ、か…ってる、くせに、ぃ…ッ」

「はは、少し虐めすぎましたね。なら次の駅で降りましょうか。この時間帯は降りる人もいませんし。」

静かに私に語りかけてくる彼の声に、ビクビクと快感を拾い続ける身体。

先程膣内に挿入された指の刺激が強くなってきて、酷く疼き始めた膣内に、唇を噛み締める。

あと1駅ですら耐えきれないように、ショーツにトプトプと溢れ出す愛液が、今にも滴り落ちそうで足をモジモジと動かしてしまう。

必死に耐えるさなか、本来なら降りるべき場所ではない駅に、彼に支えられながら降りることとなった。

「は、ぁ…ッ!ば、かぁ…あんな、あんなところで…ッ…」

「いやあ、すみません。先輩の良い匂いがしてつい…ほら、行きましょうか。」

そう言って誰もいない無人駅に降り立った彼が真っ先に指を差したのは、トイレだった。

睨みつけるように彼を見つめていると、困ったように笑いながらも、ふと下に視線を移すと、彼の股間も苦しそうに膨らんでいた。

すぐに彼に手を引かれ、そのまま駆け込むようにトイレの個室に入り、噛み付くようなキスを繰り返した。

しゃぶり付くように何度も角度を変えてキスをされ、息が出来ずに彼の胸板をトントンと軽く叩く。

「は、はぁ…は、ぁ…ッ、まって…いき、できな…ッ」

「…悪い、先輩…もう我慢できそうにない。」

は、と荒い呼吸をすると、便器に私を座らせて足を大きく持ち上げ、便器タンクに背中を強く押し付けてきた。

強い衝撃が背中に走り少し痛さを感じた。そんなことお構いなしに、大きく左右に開かれた足からすぐにショーツを乱暴に剥ぎ取られた。

ドロドロとした愛液が糸を引いて、膣から離れて地面に落ちていく。

荒い呼吸をしながら、彼は片手で両足を軽々と持つと、器用にスーツの下からいきり立った陰茎を取りだした。

トプッと先端から先走りが溢れるのが見えて、期待するようにまじまじとその光景を見つめてしまう。

そそり立ったものを数回上下に擦り、更に粘度の増した先走りが、止めどなく溢れるのを見た瞬間…。

グププッと粘着質な音を立てて、血管の浮き出た太い陰茎を膣内に入ってくる。

「ん、あぁぁッ…!ひ、んんぅ…ッこ、え…やだ、ぁぁ…ッ」

「じゃあ、俺が…は、ぁ…抑えといてあげますね、せんぱい…ッ」

「んぶッ…!?んんッ、んぅ!」

小さな個室トイレに反響していた喘ぎ声を飲み込むように、彼の唇と自分の唇が重なる。

息をする暇を少し与えられても、何度も執拗にキスをされて、痺れるような快感が身体中に走る。

息継ぎの暇もなくガツガツと突き上げられる腰に意識が持っていかれ、彼の身体に必死にしがみついた。

逞しい身体を強く抱き締めて何度も強く打ち付けられる陰茎に、喘ぎ声が言葉にならずに漏れてしまう。

浅い所まで一気に引き抜いたかと思えば、すぐに最奥まで抉るように突き上げられて、持ち上げられた足がビクビクと震え出してしまう。

バチュンッと膣内を圧迫する陰茎の先端が何度も強く子宮口を突き上げ、悲鳴に近い声が漏れる。

つい昨日、夫に抱かれた身体は、力が戻ることもなく膣内はすんなりと彼を受け入れてしまう。

グチュグチュと粘着質ないやらしい音を立てる膣からは、止めどなく愛液が溢れて便器を濡らしていく。

お互いの距離が近くて、余計に深く密着する身体と、無我夢中で私の中を犯す彼に、堪らない快感が体に走ってくる。

彼の表情をもっと見たくてわざときゅうッと強く中を締め付けると、苦しそうに眉間を潜めた彼と視線が交わった。

「意地悪、ですね…ッぁ…は…ッまった、く…とんだ小悪魔、だ…ッ」

「ん、ふぅ、ふふ…ッんぁ、んんぅ…ッ!」

自分の中で感じてくれる嬉しさに、思わず笑みが零れる。

きっちりとセットしてあった髪が乱れることもお構いなしに、グポグポッと腰を振り乱す彼に、自らも腰をゆっくりと動かしてみた。

は、と張り詰めた息を吐き出すように、唇を噛み締めた彼が、唇を離して深々と陰茎を突き上げてくる。

「ひ、ぃいッ!?んぁぁッ、だめ、だ、めぇッ…!!そ、こよ、わいのぉ…ッ!」

「ん、そう、だね…ここいつも気持ち良いでしょ…?お、れそろそろ…出そう…ッ…ぐ…ッ!」

深々と子宮口ばかりを重点的に攻められて、抑えきれない喘ぎ声が漏れてしまう。

グポグポッと強く膣内を突き上げられる度に、快感が駆け抜けて意識が飛びそうになる。

は、は、と浅い呼吸をしながら、ビクンッと質量の増した陰茎が、更に速度をあげて子宮を突き上げてくる。

そして、すぐ大きく痙攣したかと思えば、大量の精液を中に吐き出された。

子宮口に当たる精液の感覚が心地良くて、きゅうッと強く陰茎を締め付けて、私も初めての絶頂を迎えた。

背を反らし、喉をさらけ出しながら彼の首に顔を埋めて声を押し殺し、トプトプと膣内から溢れる精液の感触に酔いしれた。

「ん、ぁ…ぁ…ッ、きも、ちぃ…」

「は、ぁ…全く…本当に、困った人だな…そんなこと言われたら…もっとしたくなっちゃうじゃないです、か…」

「ふ、ふ…いい、よ…あ、ぁ…ん…ッ…きて…ッ、もっと…ちょう、だい…?」

膣内から溢れ出てくる精液が勿体なくて、数回腰をグリグリと押し付けて、彼の目を見つめて舌を突き出した。

上下に動いた彼の喉と、しょうがないと言わんばかりに吐き出されたため息。

私の身体を大事そうに抱え直して、もう一度情欲に溺れるのであった。

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このは

このはです。素人ですが、どうぞよろしくお願いします。

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