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BL

君と僕がいる生活

真夜中の、行為後のゆったりした時間が好きだ。

レオが俺の隣に寝そべったまま、使用済みのゴムの口を器用に縛っている。それをベッドから、そこまで遠くないゴミ箱に向かってひょいっと投げる。すこんと音を立てて綺麗に入った。健康的な肌色は、どれだけ暗い部屋でもよくわかるほどだ。

「ナイス。」
「ありがとう。さすが俺だわ。」
「自分で言うな。」
「冷たいなぁ。」

レオが甘えるような声で言ってくる。片手で頭を小突くと、大袈裟に身体をくねらせてくる。思わず声を出して笑ってしまった。こうやってふざける姿は、もう飽きるほど見ているはずなのに、ふとした瞬間に隣にいることを、嬉しく感じてしまうのだ。

レオとは大学に入ってすぐ、サークルで出会い、付き合い始めた。レオは下の名前だけど、俺の呼び名であるバシは、俺の苗字からとったものだ。

たまたま学生マンションの部屋が隣同士だった俺たちは、付き合い始めてからは毎日どちらかの家に泊まっていた。同棲状態だった俺たちは、3年生になる前にお互いマンションの契約更新をせず、ルームシェアを始めた。今まで特に大きな喧嘩もなく、やってこれている。

何より毎日毎日、レオが優しすぎるのだ。

「痛くなかった?」
「レオいつもそうやって聞いてくれるね?」
「だって心配だろバシが傷つくのとか俺やだし。」

そう言って全身の力を込めて、いつも抱き締めてくれる。よしよしって頭を撫でられると、いつも犬にでもなったような気分になってしまう。

大学を卒業し、俺たちはあっという間に社会人になった。明日からは新社会人お疲れ様旅行で、バスに乗って温泉のある旅館に行く予定だ。

「明日何時に出るんだっけ?」
「11時。まあ俺が起こすからバシはゆっくり寝てて。」

レオはこうやって、なんでもかんでもやってくれようとする。俺のことを本気で、ペットだとでも思ってるのかな。それでもまあ、その優しさが嬉しくて、いつも甘えてしまうのだ。俺からも何か返せるといいのだけど、なかなか思いつかない。

「じゃあ起こしてもらおっかな。」
「まかせて。」
「ふふっじゃあさ、もう1回する?」
「おぁっ!」

手を伸ばし、レオの股間を弄ると変な声を出した。萎えていたちんこが手の中で震える。

「いや、明日早く起きるから寝ないと……」
「なんか物足りないかなーと思って。」
「……んー、まあ」
「素直でよろしい。」

レオを寝かせたまま、もぞもぞと股間のあたりまで降りていく。絶倫なレオが、これだけで足りるはずがない。さっき強く握ったからか、刺激で若干熱を持っているちんこの尿道付近を、舌で軽く舐める。先端を口に含み、さっきの残りがないか強めに吸い込む。何も出てこないのを確認してから、カリ首の部分、それから裏筋のあたりをぺろぺろと舐めていく。上から下、下から上と全体的に舐めて、唾液を塗しぬるぬるにしていく。

「う……ぐっ……」

いつも俺の上に乗っかって腰を振っているレオが、俺に舌で刺激されて、弱々しい声を漏らしている。普段あまり聞けない、こういうレオの声は興奮するから、もっともっと聞きたくなってさらに奥まで咥えてしまうのだ。喉奥に先端のつるつるした部分を当てぐっと締めると、レオが荒い息を漏らす…。

「バ、シ……無理するなよ。」

ん、と返事の代わりに喉の音を鳴らすと、口の中でちんこが大きく震えた。充分に硬くなったそれの根本から真ん中くらいのところを、強めに手で扱きながら、咥えられる部分は口の中で扱いついていく。

レオの我慢汁と俺の大量の唾液が口の中で混ざり、ぐちゅぐちゅとえっちな音を立てているのが聞こえる。完全に硬くなったと思っていたのに、亀頭がさらにぱんぱんに膨らんでくるのがわかる。

「やば……っ、バシ、うますぎ。」

手を伸ばし、俺の頭を撫でてくれる。褒められると嬉しくなって、もっともっと強めに吸引していく。やわやわと玉を揉みながら口の中で擦り立てていくと、さらにびくびくと震え始める。

「ぅあっ、出る……っ!」

ちんこが一回り大きくなり、口の中にびゅくびゅくとレオの精液が入ってくる。さっき俺の中に出したばかりなのに、ねっとりと濃厚な味がした。口に含んだまま顔を近づけ、あーの口をして出した静液を見せつけてから、大きめの音を立てて飲み込んだ。

「バシ、まじえろすぎだって……」

まだ整わない息のまま、レオが囁いてきた。満足した俺はレオに抱きつき、そのまま眠ってしまった。

***

朝の10時までだらだらと寝ていたら、レオに叩き起こされた。眠たい目を擦りながら電車に乗り、バス停へ向かう。行き先の旅館までは3時間以上あり、乗った瞬間にまた眠りについてしまった。

「バシー着いたぞー」

目を開けて窓から外を見ると、古めかしい旅館が目に入った。都会の喧騒から離れ仕事を忘れてゆっくりする、という目的を無事に果たせそうだ。

荷物を持とうとすると、レオがささっと2人分の荷物を持って、降りていくのが見える。手ぶらのまま降りると、フロントでやりとりをしてくれている。もう何もかも、レオがしてくれていて俺は何もすることがなかった。

旅館の人と共にエレベーターで3階まで上がり、部屋の鍵を回してもらうと、典型的な和室が目に飛び込んできた。

「うわあすげえ……まじで旅館って感じ。」

レオの言葉に、旅館の人と一緒につい笑ってしまう。確かに現代人が和室を日常的に見ることは少ない。それでもこんなに素直な反応をされたら、ここの人もさぞかし嬉しいだろう。

ざっと部屋の設備の説明をしてくれた旅館の人を見送り、すでに敷いてくれてある布団にダイブする。

「あああー畳の上の布団懐かしいー!」
「俺、修学旅行の時以来かも。」

レオも同じようにダイブして、枕をぼふぼふとしている。

「てかさ、部屋ひとつひとつに露天風呂ついてんの、すごくない?」

そう言いながら、ちらりと窓の方を見る。この旅館は全室、ベランダに余裕で2人入れそうな大きさの露天風呂があるのだ。

「せっかくだからさ、ご飯前だけど1回入っちゃう?」
「入ろ入ろ!」

俺の提案にレオが早速服を脱ぎ始める。俺も同じことをし、腰にタオルを巻いてベランダに出る。

タオルを外してお湯に浸かる。結構湯気が出ていたから熱いかと思いきや、ちょうどいい湯加減。レオが入ってきても余裕で身体を動かせるくらいの大きさで、とても気持ちがいい。んんーと腕を上げて伸びをすると、その腕を掴まれた。

「レオ、何?」
「いや、楽しいなーって。」
「まだきたばっかりなのに?」
「うん。まあお前と一緒にいるならどこの場所でも楽しいんだけどさ。」

手をお湯の中に戻しても、手をにぎにぎしてくる。何その触り方、ちょっとえっちなんだけど。

「なんで旅館行きたいって言い出したの? レオ」
「なんかさ、読んだんだよね。」

レオが俺の手をぱっと離し、指でつーっと脚をなぞってきたのだ。いきなりのことで大袈裟なくらい身体が跳ねてしまい、レオが嬉しそうな声を出してきた。

「場所を変えてえっちすると、燃えるんだって。」
「ふーん。」

レオの性欲が強いのは昔からだ。こんなに一緒にいて身体を重ねているのに、飽きるどころか、どんどん強まっているような気がする。ほんっと性欲おばけだ。毎日レオはうんざりするぐらい優しいし、今日は俺が頑張ろうかな。

「……じゃあさ、今日は騎乗位する。」
「まじ?」
「うん。やったことないから、上手くやれなくても怒んないでよ。」
「当たり前だろ。」

***

「あ……ふっ……ン」

ぬちゃぬちゃと音を立てながら、自分の秘部に潤滑ゼリーを纏った指を、出し入れしていく。もう2本入ったから大丈夫だとは思うけど、今日はもっと奥まで入るから、念入りにしておかないと。

露天風呂から出てすぐに、レオを布団に寝かせ、その隣で四つん這いになってナカをほぐしている。普段こんなところは見せないけど、今日は特別。いつもと違うところを見せたいから。念入りにほぐしてから指を2本抜き、ゴムの袋を開けて、レオの赤黒いちんこに被せていく。

「レオ、いい?」
「もちろん。」

腰のあたりに跨り、ちんこを握りゆっくりと自分のナカに入れていく。勢いよく奥まで入ってしまわないよう、細く息を吐く。根元まで入ってすぐ、両手をレオのそれに絡めた。上手くバランスをとりながら、腰を揺らしていく。

「ぅああッ!」
初めての騎乗位はあまりにも刺激が強くて、少し動いただけでも気持ちよすぎて、つい大きめの声が漏れてしまった。正常位ではなかなか届かないところまで、硬いのが当たっている。

「ああっ、あっ……ッ、んっ、やばっ、きもちっ」

どうやって動いても気持ちよくて、握っている手に力がこもる。
「ぁあああッ!」

大きめに動いた衝撃で簡単に中イキしてしまい、上半身が倒れてしまった。もう一度身体を起こそうとした瞬間、絡ませていた手を離され、尻を掴まれた。
「え……っ?」
「次は俺が動くから。」
「そんな……っ、あああぁっ、あうっ、ぁッ!」

ケツを掴まれたまま、下からがつがつと腰を突き上げられ、目の前がチカチカする。下から突き上げられる快感なんて知らなかったから、ただただ声を漏らし、ナカを締め付けることしかできない。首に手を回すと、首に優しく唇を押しつけられた。だんだんピストンが速くなってきて、レオの息がどんどん荒く苦しそうになっていく。

「好きだよ、バシ……イくとき、キスしてよ。」
「ぁうっ、ん……うん……ッすきっ、だいすきっ」

ナカでレオのちんこが一回り大きくなったのを感じ、唇を重ねる。ぺろぺろと唇を舐め口を開けさせ、ぬるぬるの唾液と一緒に舌を絡ませていく。舌を甘噛みされてまた身体が跳ねなかが締まる。同じように舌を甘噛みすると、レオが薄いゴムの中に射精したのがわかった。

腰から降りて隣に寝そべると、優しく抱きしめてくれた。ゴムを外すのは後でもいいらしい。しばらく抱き合ったまま、2人でじっとしていた。

「どうだった? 騎乗位は。」
「最後までできなくて悔しかった。」
「じゃあ、練習するしかないな。」

レオはそう言って笑いながら、髪の毛をわしゃわしゃしてきた。慣れたらもっと、うまく上で動けるようになるものなんだろうか。

「もっと練習、って……夜ご飯の時間までにもう1回やるってこと?」
「そりゃあ、ねえ。」
「はーあ、ほんっとレオって性欲すごい。」
「それに付き合えるバシもだろ。」

ぐちゅ、と俺の我慢汁で濡れているちんこを握ってきた。

「次は中イキだけじゃなくて、ここでもイかせるからさ。」
「……わかった、夜ご飯の時間遅れないようにね。」
「もちろん。」

もう一度深くキスをして、押し倒される。いつも通りレオが上に乗るらしいけど、騎乗位だとすぐ中でイっちゃうから…もういいや。もっと長く、深いところで繋がっていたいから。

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このは

このはです。素人ですが、どうぞよろしくお願いします。

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