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大事な大事なお約束
「は、ぁッ…まだ、だめなの…?」
「まだ駄目ッ、ん、ッ…もう少し我慢し、てぇッ、んぅ…」
彼の上にしっかりと跨って、自分の膣と陰茎を擦り合わせる。
入れるか入れまいかの瀬戸際のような感覚が、堪らなく好きだった。
ねっとりと腰を揺らす度に、ヌチャヌチャと粘ついたいやらしい水音が聞こえてきて、興奮してしまう。
私の膣から溢れた愛液と、彼の先走りが混ざり合うように、半透明の白い体液がお互いの股を濡らしていくのが見える。
腰を畝ねるように動かしながら、彼の表情を伺いつつ、強弱を付けて腰を揺らした。
決して中に挿入はさせずに、秘豆が当たるように腰を少し浮かせて、前後に揺れ動く。
そそり勃つ陰茎を、まるで玩具のように扱い、膣の割れ目をなぞるように陰茎を弄ぶ。
グニグニと膣の割れ目を行ったり来たりする陰茎が、火傷しそうな程熱くて、その熱が私の膣にも確かに伝わってくる。
その感触が堪らなくて、何度も腰を前後に揺らして彼の反応を楽しむ。
たまに顔を顰めて、腰を動かそうとするのを肩を軽くぺしんと叩いて、止まるように指示を出す。
「んぁッ、駄目だってば…約束破ったのそっちでしょ?今日で何回目だっけ?ゴム忘れたの」
「…5回目だけど、本当に反省してるんだってば…お願いだから中に入れさせてよ…」
そう強く懇願する彼に覆い被さり、頬にキスをして駄目だと甘く耳元で囁いた。
「約束は約束よ、今日は…んぁ…ッ、私の好きにするの。あなたは駄目…ッ」
そう伝えて震えそうになる足に力を込めて、ズリズリと陰茎を根元から先端に掛けて、膣の割れ目で弄ぶ。
何度言っても約束を守れない彼が悪い。
いつもゴムを用意する羽目になっている私の気持ちも考えて欲しいのだ。
この間なんて、鞄を落とした拍子にコンドームが中から飛び出して、歩いていた人達に見られた私の気持ちも考えて欲しい。
散々言い聞かせたのに、会うと約束したホテルに着いてから「忘れた」と言われる私の気持ちにもなって欲しいのだ。
常に持っている訳ではないし、そもそも中に出した後の処理の大変さを彼は気付いていない。
赤の他人であるにしても、少しぐらい女性に対する配慮を覚えて欲しかったのだ。
これはお仕置だ。
そう言わんばかりに腰をゆったりと焦らすように揺らした。
ズリズリと陰茎を擦り上げながら、膣の割れ目をヒクヒクとさせる。
まるで陰茎を包み込むように畝ねる膣の割れ目に、流石の彼も気付いたようで、張り詰めた息を静かに吐き出した。
「どうかしたの…?なにッ、をそんなに苦しそうなのかな、ッぁん…」
「ほんと…ッ、君って…小悪魔だよね…悪かったって…今度からちゃんと約束守るからさ…それ止めてよ…」
「ッ、んあぁッ…嘘よ。この間もそう言って、んッ、まもってくれなかった…ッ、ぁぁ!」
グ二ッと秘豆を掠める陰茎に、思わず甘ったるい声が漏れてしまう。
唇を噛み締めて、腰を動かしながら彼を求めるように見つめる。
悔しそうに顔を顰めて、小さく息を吐く彼が私の臀部を揉むように、指先を這わせてきた。
「だめ、だってば…ッ、お触りは、禁止よッ…」
「そんな触るぐらいなら、良いだろ?別に中に入れてる訳じゃないんだしさ…でも、本当は早く君の柔らかい中に入れたいんだけどね、ッ…んぐッ…」
甘えるような声で、寂しそうに言われてしまうと弱いことをこの男は分かっているのだ。
唇を尖らせて、不満げに彼を見つめながら少し強めにズリズリと膣の割れ目で擦り上げた。
その途端に、ビクンと体を大きく逸らして熱い息を吐き出す彼の、臀部に触れる指に力が込められる。
約束を守らない罰よ。
私だって早く中に入れて欲しい。
でも約束は約束だ。
自分の胸に手を伸ばして、乳首や乳房を優しく揉み込む。
耐えられないのは彼だけじゃないのだと、伝えるように見せつけながら、腰を動かしつつ胸を下から上へと揉み込んだ。
「んはッ、あぁッ…んぅ、はやく…ほ、しぃッ…」
「ぐッ、そんな、可愛いこと…言わないで…俺だって早く入れたい…ッ」
お互いの情欲を抑えながら、彼の陰茎に何度も膣の割れ目を押し当てて、ズリュッと強く擦り続けた。
流石の彼も限界を迎えそうなのか、ビクビクと陰茎が脈打ち、我慢ならないとカクカクと腰が揺れ動く。
その瞬間を見逃さずに、今度は腰を上下に動かしてちゅぱちゅぱと膣の割れ目に陰茎を吸い付かせる。
ヌチャヌチャと粘つく音が更に大きくなり、部屋中に反響してくる。
それが妙にいやらしさを倍増させて、ゴクッと生唾を飲み込みながら速度を上げて、腰を上下に動かした。
「は、ッ、ぁ、はッ…それ…駄目だッ…で、るッ!」
堪えきれないとばかりに、私の腰にがっしりと腕を回してカクカクと腰を戦慄かせる。
ビクンッと大きく脈打った陰茎から、勢いよく飛び出した精液が私の股を濡らす。
私の太ももの間から大量の精液が溢れ出してきて、その光景はまさに絶景だ。
お仕置という名の遊びに、彼もそろそろ限界なのだろう。
過呼吸じみた呼吸をしていたせいで、すっかり肩で息をしていた。
その顔を覗き込むように見つめると、じとッと焦点の合わない目と視線が交わる。
「ねえ、気持ち良かった?これで分かったでしょ?約束を守らないとどうなるかって、じゃあ、お仕置もこれぐらいにしッ…ひう!?」
グッと強く掴まれた腰に気付いた瞬間には、グ二ッとした感触が膣の入口に押し当てられていた。
待って、と声を掛ける間もなく、先端から精液を溢れさせている陰茎が膣内に押し込まれた。
ニュグニュグと、精液の纒わり付く陰茎が、滑り良く肉壁を押し広げて、どんどん中に入ってくる。
身悶えながら押し寄せてくる強い快感に辛うじて耐えた。
「ひ、ッ、あぁッ、!そ、んなッ、急にッ、やめてぇッ…!」
「も、がまん、できなッ…もう充分我慢したよね、俺…早く、俺で中、満たしてあげるからね…ッ!」
優しくも切羽詰まったような言葉とは裏腹に、早急に腰を動かし始めた彼に、背を仰け反らせてビクビクと体を震わせた。
頭のてっぺんからつま先で強い電気が走り、体を何度も仰け反らせて激しい腰の突き上げに酔いしれる。
浅い所まで引き抜かれたかと思えば、すぐに深い所まで突き上げられた。
強い快感が体を駆け抜けていっては、また強い快感が押し寄せてくるの繰り返し。
腰をガクガクと震わせながら、快感の波に抗うように彼の下腹部に手を添えて、前かがみになり、彼の下腹部にお返しと言わんばかりに甘く吸い付いた。
ちゅぱっと軽くキスをして離れていくのを、彼は目を見開いて驚きながらも、うっとりと見つめてくる。
「は、あぁッ!んあぁッ、イイ、いいのォッ…そ、こ、ゴツ、ゴツ、突いてぇッ…!」
「かわ、いい…ねえ、もっとキスして…君の唇で、キスされるの好き…ねえ、もっと君のキスが欲しい…」
荒い呼吸の合間合間に、放たれる甘い言葉に、嬉しさが込み上がる。
自分のことをこんなに求めてくれる嬉しさに、自らも腰をヘコヘコと動かしながら、快感に酔いしれる。
前のめりになって、何度もちゅぱちゅぱと彼の下腹や腹筋に吸い付いて、甘いキスから吸い付くようなキスをする。
ゴリゴリと中を押し上げてくる陰茎に身悶えて、閉じられない口からはダラダラと唾液が溢れて彼の腹筋を濡らす。
「は、ぁッ…ん…ッ、君の唇…好き…ッ…もっとした、ぃ…ッ…」
「ひぅ、ぅッ!な、らッ、もっと早く突いて、もっと、奥までちょうだいッ!!」
強請るように彼の速度よりも早く腰を上下に動かす。
グプグプとお互いの股の間から、泡立った体液が溢れる。徐々に腰を動かす速度も上がり、中に埋まった陰茎もビクビクと強く脈打つ。
肉壁に響く陰茎の脈打つ感覚に、嬉しくて中を故意的に強くギュゥゥッと強く締め付けた。
「あぁッ…!!それ、まずッ…!」
切羽詰まった声が、大きく部屋に響いた瞬間。
ビュルルッと勢いよく中に吐き出された精液の感触に、恍惚とした目で酔いしれる。
ビュッビュッと強く中に吐き出される精液が、内側にビチャビチャと当たりながら、中を満たしていくのが堪らなく好きだった。
お互いの荒い息遣いと、ビクビクと震える腰に連動して、ベッドが軋む音が部屋に反響する。
お互いの熱に溺れた頭では何も考えられなくて、ただビクビクと中で脈打つ陰茎をゆったりとした気持ちで感じ始めた頃。
ドチュンッと強い衝撃が中に走る。
「あへ、ぇッ、ぅぅ!?」
突然の強い衝撃に、体と頭がついてこず、バチバチと視界に火花が散る。
チュパチュパと降りてきていた子宮口を強く突き上げられたのだと知った。
子宮口がジンジンと疼くように、開閉しているのが分かる。
彼の熱を更に求めて、もっと奥へと導くように畝り出す。
背を仰け反らせて、頭を整理することもできず、自分の体に何が起こったか分かっていなかった。
「あ、ぅ…?」
「はッ、そんなに気持ち良かった…?ならもっと中、可愛がってあげないとだね…だから、まだ俺に付き合って…?」
甘く囁かれた言葉は、まるで自分のことを愛してくれているような言葉に思えて、胸がきゅんきゅんと忙しなく高鳴る。
うっとりと笑みを浮かべる彼に、耐えきれなくて体を前のめりにして、彼の唇に吸い付いた。
私からの一方的なキスに、彼は目を細めて嬉しそうに笑みを浮かべている。
それがまた可愛くて、子宮口に陰茎の先端が宛てがわれていることもお構いなしに、ゴンゴンと激しく下から突き上げられた。
「んあぁッ、ああ!?だめぇッ、きもちぃッ!きも、ち、いぃッ、!そ、こォッ、しゅき、ぃぃッ!!」
まるで子宮口をこじ開けんばかりに、強く突き上げられて、果てしない快感が体を駆け抜けていく。
彼にもたれ掛かるように、もう腰を動かす気力も湧かず、ただ強く揺さぶられ続ける。
ガクガクと激しく肉壁を押し上げて、子宮口一点だけを集中的に虐められれば、耐えることなんてできなかった。
頭を振り乱し、懇願するようにやだやだと言葉を繋ぐ。
「む、りぃッ、むりぃ、んあぁぁ、ぁぁッ!!」
強い衝撃に耐えきれず、ガクンガクンと体を激しく魚のように震わせて絶頂した。
ぎゅうっと強く中を締め付けると、彼もまた顔を顰めながら荒い息を吐き、腰を掴む手に力が籠る。
「だ、すよッ!、だすから…ねッ、!で、る、ッ、いくッぅ…!」
上擦った甘い声と共に、膣内に吐き出された精液が、先程よりかは勢いをなくして、中を満たしていく。
ガクンガクンと震える腰を持ち上げようとした瞬間。
強く腰を掴まれて、またググッと強く中に陰茎を押し込まれた。
「あ、はぁッ、んぁ!?な、んでッ、も…いらなッ…!」
「なに、言ってるの…きょう、一日…おしおき、してくれるんだよね…?」
甘く囁かれた言葉と嬉しそうに舌なめずりをする彼に、胸が激しく高鳴り、否定などできるはずもない。
観念するように彼の下腹部に舌を這わせて、甘く吸い付いて、自分も腰を揺らめかせるのだった。
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