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純愛

道程を私に捧げて

「私に全て委ねてくれていいから」

彼の股下に顔を近付けて、ふにふにと股間を軽く揉んだ。

柔らかくて、まだ反応を示さない股間を指先で揉むように弄ぶと、彼の表情が歪み始めた。

私の長い髪に指を通しながら、優しく頭を撫でてくれた。

「…もっとしてくれても良いのよ…?私頭撫でられるの好きなの」

「いや、その…こんなに長い髪なのに…綺麗に手入れしているなと思いまして…」

恥ずかしそうに顔を逸らして、パッと髪から手を離した。

何を恥ずかしがることがあるというのだろうか。

これからもっと恥ずかしい思いをするというのに、彼は今でさえ顔を真っ赤に染めて初心な反応をした。

彼の太ももを撫でながら、腰を浮かせてと伝えると素直に腰を浮かせた。

「ズボン脱いで」

たったそう伝えるだけで、彼は素直に腰を上げてズボンを脱ぎ始める。

何とも可愛らしい素直さだ。
私の言う通りにしっかりと従ってくれる彼が可愛くて仕方ない。

緩んでしまう頬を抑えながら、顕になった下着も下ろすように指示を出す。

顔を俯かせながら恥ずかしがってはいるものの、その姿はやはり興奮している成人男性だ。

脱いだだけなのに、少しばかり膨らんだ下着に笑みが零れる。

童貞喰いではないが、やはり初心な反応をする人は可愛気があって好きだ。

まだ半勃ちの陰茎は少し皮が被っていて、まだまだ未熟であることが分かる。

股間に手を伸ばし、太ももに軽いキスをしてねっとりと舐め上げた。

ビクリと揺れる足に、彼の方を見つめた。

「お風呂入って来たんだ。私の為に?」

「それは勿論…その…汚い所を舐めるんですから…綺麗にしないとあなたに失礼です…」

「…可愛い子、私の為にしてくれて嬉しいわ。ならそれに私も応えてあげないとね」

彼の腰に手を回した。まだまだ半勃ちとはいえまずは手入れからだ。

足元に置いてある自分のカバンの中をゴソゴソと漁り、お気に入りのローションを取り出す。

キャップを外して少量を手に取って、温めるように手のひらで馴染ませる。

それをまじまじと見つめてくる彼に、見せつけるように引き伸ばしたりして、ローションを見せた。

ふわりと鼻を掠めるフルーツ系の香りが、私のお気に入りだった。

すると彼も匂いに気付いたのか、スンと鼻を動かして不思議そうに私の手のひらを見つめた。

「それ…匂い付き…なんでしょうか?」

「そうよ。私のお気に入りなの。香水とかも好きでね、匂いがある方が私の好みなの。それに…咥えてる時でも良い香りすると…ムードも上がるでしょう?」

ぺちゃぺちゃと手のひらに馴染ませたローションを、皮の被った陰茎の先端に優しく塗りこんだ。

竿全体に馴染ませるように、根元から先端に掛けて塗り込める。

ある程度塗り終わった陰茎の先端を指先でクリクリと弄りながら、皮を下へ下へと剥いていく。

彼の顔色を伺いながら、ゆっくりと剥いていくと徐々に陰茎が上を向き始める。

「痛かったら言ってね。きっと慣れないだろうし…」

「いえ…その…大丈夫なんですけど…生理現象というかその…」

濁すように言葉に詰まりながら話す彼に、思わず笑みが零れる。

桃色の陰茎が私の手の中でそそり立ってくるのが堪らなく嬉しかった。

ちゅ、と軽く先端にキスをしながら、ゆっくりと皮を剥き終えると、すっかり勃起した陰茎が姿を見せる。

張り出たカリ首にローションを塗り付けて、上下にゆっくりと擦り始めると、彼の表情も強ばってきた。

「…痛い…?大丈夫そう?」

「は、はい…ッ、ん…すみません…初めてなもので…」

「いいのよ、気にしないで。初めての人に教えるの私大好きなの。だから気にしないで、手とり足とり教えてあげるから、ね?」

彼に語り掛けるように伝えると、更に緊張するように肩を竦めて、陰茎をビクンと震わせた。

どうやら何かを想像したらしく、陰茎からは透明な先走りが流れ始める。

トプッと先端に浮き出る先走りに唇を寄せて、ちゅるっと吸い上げると、フルーツのさっぱりとした香りが鼻を掠める。

この瞬間が堪らないのだ。

早くこの陰茎を咥内に収めたい衝動を押し殺しながら、カリ首のエラをもにゅっと指で挟み込みながらコリコリと弄る。

するとビクンビクンと腰が激しく揺れ動き、頭上から張り詰めた呼吸を吐き出す音が聞こえてくる。

「声出したかったら出していいのよ…?そんなに緊張しないで…ほら、もっと先走り流してちょうだい」

れろっと舌を突き出して、よく咥内が見えるように口を開ける。

その光景にさえ興奮したようで、ビクンと上下に激しく揺れた陰茎が、頬に当たった。

ビタンと叩かれたような衝撃が頬に当たり、笑みを零しながら、根元をキュッと掴んだ。

「可愛い…こんなに反応してくれて…私嬉しいわ」

「で、でも俺本当に慣れてなくて…至らない点があれば言ってください…ッその…女の人に舐めて貰うこと自体初めてなので…」

遠慮がちに呟かれた言葉に、下腹部にキュンと甘い痺れが走るのを感じた。

口の中に含んで堪能するのも好きだが、やはり自分の体内にも注いで欲しいし、早く太いので奥まで突き上げて欲しい。

コクッと軽く乾く喉に流し込んで、先走りの流れる先端をほじるように、クリクリと弄る。

上目遣いに彼の表情を窺うと、顔を顰めて今度こそ苦しそうに息を吐きながら、シーツをキツく握っているのが見えた。

絞るように根元を握りながら、先走りの溢れる先端に唇を寄せてちゅるっと吸い上げてみる。

「んぐッ…!?」

大袈裟な程激しく震えた腰に、ふふと笑みが零れる。

可愛らしい反応を楽しみながら、髪を耳に掛けて唇で挟み込むようにはむはむと弄ぶ。

唇に感じるねっとりとした先走りの感触とコリコリとした程よい弾力の亀頭に吸い付くと、とうとう彼が根を上げるように私の頭を掴んだ。

少し視線を上に向けると、顔を顰めて腰がカクカクと上下に動き出した。

しかしすぐに唇を離して、根元をキュッと軽く握り込んだ。

「は、ぁッ…なにを…して…」

「まだ勿体ないでしょ?もっと溜めて、私の中で出しくれないと」

根元をせき止めて、ちゅこちゅことカリ首だけを擦り上げると、初めてのことだったのか腰を激しく上下に振り出す。

それでも手元は、カリ首だけを揉み込むように擦るだけで、生ぬるい快感だけを与え続ける。

先走りも徐々にトプトプと溢れ出してきては、陰茎をしっとりと濡らしていく。

ふう、と軽く尿道に向かって息を吹き掛けると、くぱくぱと開閉をし出すのが見えて、思わず笑みが零れる。

すると徐々に腰の動きも早くなり、絶頂を迎えようとしているのが分かった。

尿道を舌先でくぽくぽと弄りつつ彼の様子を伺うと、荒い呼吸を吐き、唇を噛み締めて私の顔を物足りなさそうに見つめてくる彼と視線が交わる。

「…物足りない?それとも早くだしたい…?」

「うぐッ、ぁッ…も、でそう…です…ッ!」

「うーん…まだ駄目って言ったでしょ」

一瞬悩む素振りを見せながら、彼に笑みを見せると安堵するような表情で私を見ていた。

しかしそれを裏切るように、根元だけをしっかりとせき止めて、開閉を繰り返す尿道にくぽくぽと舌をねじ込んでいく。

うぐっと上擦った声が頭上から聞こえてきて、彼の可愛い声にうっとりと目を細めた。

可愛い姿を見せてくれる彼に、ご褒美を与えるように、カリ首をぱくりと口に咥えて強く吸い上げる。

情けなくも噛み締めた唇から漏れ出た声に、もう一度強く吸い上げると、ガクンと腰が痙攣した。

何も出ないまま、ビクビクと痙攣する陰茎を指でなぞると、先程とは全く別の生き物のように反応した。

カリ首を口から離して彼の方を見ると、顔を真っ赤に染めて、肩で大きく息をしていて、絶頂を迎えたのだと知る。

キュッと掴んだ根元を揉み込むように弄ると、大袈裟なくらい跳ね上がる腰と、射精するように噴き出す透明な先走り。

尿道からコポコポと溢れ出てくる先走りをちゅるっと吸い上げてから、自分のスカートの中に手を滑り込ませる。

しっとりとショーツを濡らし、太ももを伝い落ちていた愛液を掬い取り、指に馴染ませた。

ショーツを少しずらして、粘着質な音を奏でる膣を押し広げるように、2本の指を挿入した。

すんなりと中に入っていく指に、感嘆するように体を震わせて、そそり立つ陰茎をまた口に含んだ。

グポグポと口の中で陰茎を堪能しながら、指で膣内を弄る。

上も下も強い快感が駆け抜けていく。

カリカリと上壁を指で強く擦り上げながら、膣内を解していき、ググッと奥まで挿入しようとした所で、強く肩を掴まれた。

ベッドに座っていた彼が、私の肩を強く後ろに押して、床に転ばせた。

いきなりのことで頭が付いて来ず、股を大きく開いた状態で、唖然と彼の様子を見てしまう。

「ど、したの…?なんでいきなり…」

「もう我慢できない」

強い口調でそそり立った陰茎を晒したまま、床に転んだ私の足の間に体を滑り込ませた。

何の覚悟もないまま、グニュッといきなり挿入されたのだ。

「あぐッ、うぅぅッ!!」

背を仰け反らせて、喘ぎ声を漏らす。
望んでいた物が深々と中に挿入されて、歓喜する中は強く陰茎を締め付けた。

張り出たカリ首を肉壁に引っ掛けながら、ゴリゴリと最奥を何度も突き上げてくる感触に、体を魚のように跳ねさせて達した。

ぴゅるっと陰茎の隙間から止めどなく溢れる愛液に、自分がどれだけ興奮しているか知る。

せき止めていたせいもあってか、激しく中を突き上げてくる陰茎が、何度もビクビクと脈打っているのが分かった。

それがまた可愛くて彼の頭を強く抱き締めて耳元で囁く。

「どう、てッ、んあぁッ!そつぎょ、…おめで、とッ、ひゃぅぅッ!」

「は、ぁ、ッ、ぁ…ッ、なか、だし…いいで、すか…ッ…」

「んぁッ、や、ぁッ、んぅぅッ!!きて、ぇッ、ぶっと、ぃので、ッ、なか、に、ッ、ひゃッあ!だ、してぇッ!!」

迫り上がる快感の波に悶えながら、自らも腰をガクガクと振り乱して、自分の良いところを突き上げてくれるように調節した。

ゴリゴリと突き上げる速度も上がり、彼の息遣いも早くなる。

痙攣する膣内が、絶頂が近いことを知らせるように、畝ねるように強く陰茎を締め付けた瞬間。

ビュルルっと勢いよく吐き出された精液と、激しく脈打つ陰茎に下腹部がビクビクと痙攣する。

中で感じる熱い精液の感触と、硬度を失っていく陰茎に、名残惜しさが込み上がる。

もっとして欲しい、と望んでゆっくりと彼の腰に足を絡めた。

そして上目遣いにいつも他のセフレにしているように、彼に舌を突き出して見せてへらっと笑みを見せた。

「中に、欲しいの…。もっとちょうだい…? 」

甘えるような声を出せば、簡単に男は落ちるのだ。

彼も同様だったらしく、上下した喉と共に膣内で硬度の増した陰茎に腰を動かし始めた。

それに応えるように自分も腰を動かして、今度は彼のファーストキスを奪うのだった。

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ichigomilk

つたない文章ですが、みなさんの心に届きますように!どうぞよろしくお願いします!

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