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マッチングアプリ

H目的のマッチングから始まる、夢のような一夜

「うわあ、写真よりも断然可愛いね。」

スマホを片手に、長身の男性がこちらに手を振って来た。

白いTシャツに、スキニーのズボン。
シンプルな服装だが、長身の彼にはその服装が似合っていた。

栗色の短い髪を少し直し、落ちそうになった眼鏡をかけ直して、私に近付いて来た男性に身体が固まる。

変に意識をしてしまい、今日という今日まで、考え抜いてきた言葉があっさりと頭の中から抜け落ちてしまった。

彼は大きな手で固まる私の前にヒラヒラと手を振って、人懐っこそうな笑みを見せた。

「そんな固くならんでよ。メールで何度も連絡取り合った仲でしょ?」

「わ、わかってますけど…やっぱり初めてですし、その…」

緊張を解すように、慣れた手付きで私の腰に手を回し、柔らかい笑みを見せてくる。

こんなに男性との距離が近くなったことがないせいか、一気に顔に熱が集中する。

けれど、彼が自分の緊張を解す為にしてくれているのだ、と言い聞かせて、自分をなんとか落ち着かせようとした。

確かに彼の言う通り、今まで何度も連絡を取っていたが、直接会って話すのは今回が初めてだ。

見た目は写真通りの男性だったが、まさかここまで綺麗な顔立ちをしている人だとは思わず、自分がみすぼらしく感じた。

くっきりとした目鼻立ちと、多めに付けられたピアスの数に一瞬怯んでしまうが、彼の明るい口調によって、徐々に緊張も解れていった。

「どこに行こうか?少しデートでもしてみる?初めてって言ってたもんね。」

彼は腰を低くして、私の目線に合わせてくれる。

些細な気遣いに、嬉しさが込み上げた。

男性とここまで近付いたことなど今までなく、今日が初めて。どうしたらいいのかさっぱり分からなかった。

彼は、ここが美味しい場所だ、あそこの飲み物は美味しい、などと緊張を解こうとしてくれているのか、色々と話をしてくれる。

その気遣いに、徐々に彼に対する緊張感が薄れて、彼の勧めてくれる場所に耳を傾けた。

彼に勧められるがまま美味しいお店や行き付けのお店などに行き、楽しい時間をいつしか過ごしていた。

既に夕方を遠に超えていて辺りは薄暗く、怪しげなBARやスナックなどがネオンの光を見せて開き始めた。

「静かな場所に移動しようか、こういう場所慣れてないでしょ?」

彼は落ち着いた声色で、しっかりと私の身体を自分に引き寄せて、はぐれないようにしてくれた。

それが少し恥ずかしくて、思わず彼の腕から離れようとしてしまった。

「も、もう充分自分で歩けますし、その…人通りも多くなって来てますから…」

「ええ?人通りも多くなって来てるからこそ、はぐれたら大変さ。ほら、手を繋ごう。それなら恋人同士に見えて恥ずかしくないよ。」

グッと軽く私の手を握ってきた大きな手に、思わず顔に熱が集中する。

今まで誰とも付き合ったことがなかったせいもあって、こんな恋人同士のような経験は初めてだった。

ふと彼の方を向くと、楽しそうに笑みを浮かべて裏路地に入って行った彼に首を傾げた。

「人と話すの苦手なんでしょ?行き付けのBARがあるから、そこで少し休もうか。あんまり人も来ない場所だしさ。」

「…そ、そんな所まで気にかけて頂いて…すみません…」

「ん?いいんだよ、気にしないで。俺がしたいからしてるんだしさ。けどね、少し俺も我慢できなくなってきてるかなあ…」

人懐っこそうな笑みを浮かべていた彼は、困ったように私を見て、行き付けのBARだと言っていたお店を通り越した。

そしてそのまま薄暗い路地裏のビルとビルの隙間に引き込まれていく…。

強く身体を抱き締められて、匂いを嗅ぐように首筋に顔を埋めてきた。

突然のことに思わず驚いて身体が跳ね上がった。

初めて男性に抱き締められた感触に一気に顔に熱が集まり、私は、彼の肩を押し返そうとした。

しかし、結局は男性だ。

私の腕で動くはずもなく、ビクともせずに、彼はスルッと私のブラウスを捲り上げてきた。

「ひ…ッ!?な、何をして…!?」

「言ったでしょ…?我慢できないって。君も我慢できないんじゃない?だってさ、メールで言ってたでしょ?一人エッチが好きって。」

コクっと乾いた喉を潤すように、息を飲んだ。

暗がりの中でも分かる、彼の熱を持った目が真っ直ぐに私を見つめて、ブラウスを徐々に捲り上げては、ブラの隙間から指を入れて、やんわりと揉みしだいてくる。

「おっぱい、大きいんだね。俺そこそこ手は大きい方なのに、こんなに溢れちゃってる。」

ふ、と熱い息を吹き掛けるように耳元で囁かれ、思わず肩を竦めて首を横に振った。

強弱を付けて胸を揉まれながら首筋に当たる彼の熱い吐息に、ピリピリとした微弱な電流が下腹部に走っていく。

次にどこを触られるか分からなくて、期待するように体に快感が走り、熱を含んだ熱い息を吐いた。

胸を揉まれながら突然強く彼に腰を引き寄せられて、下腹部にゴリッとした硬くて熱いものが押し付けられた。

スカートの上からでも分かるモノに、小さく悲鳴を上げてしまった。

ビクビクと脈打つそれが下腹部に押しつけられて、彼の腰が前後に動き出した。

「ひ、ッ…ん、ぅ、ぅ…ッ」

「大丈夫だから、君もセックスしたかったんでしょ…なら、俺に委ねてよ。」

眼鏡の奥から見える熱を孕んだ目が、ゆっくりと細められて、私を見つめていた。

求められている嬉しさと、これから自分はこの人に抱かれるのだと思うだけで、堪らなくなった。

ゆったりとした動きで腰を前後に動かしながら、スカートを少し捲り、私をジッと見つめてくる。

「ねえ、スカート持って…中、俺に見せて?」

甘い声で囁かれてビリビリとした快感が背中を走り、唇を噛み締めて、震える手で彼の指示通りにショーツを見せた。

目を細めて、じっくりと見つめてくる彼の視線に耐えられなくて、顔を逸らした。

けれど、彼は満足げにゆっくりとしゃがみ込んで、両太ももを抑えてショーツに舌を伸ばした。

「ひッ…!?やめ、てくださ…ッひんぅ…!?」

大きな手がガッシリと太ももを掴み、どうにかして彼を引き離そうとしても、私の力では抵抗できなかった。

布越しに肉厚の舌がねっとりと膣を舐め上げて、膣の入口を軽くツンツンと舌先でつつかれる。

微弱だった快感は徐々に大きくなり、ビクビクと腰を震わせて、無意識に彼の頭を掴んでしまっていた。

抑えられない喘ぎ声が出てしまっても、唇を噛み締めることしか出来なくて、唾液を含んだ舌が何度も膣の入口をショーツの上から押し上げてきた。

「や、だぁッ…!はず、かし…ッ、やめ…ッ」

「嘘つきだなあ、止めて欲しくない癖に。ほら、舐める度にトロトロの液体溢れてきてるよ?」

彼は眼鏡の位置を直しながら、上目遣いで私のことを見てくる。そして、今度はショーツをずらして舐め上げてきた。

突然の衝撃に、強い快感が身体に走り、大きくガクガクと腰を震わせてしまった。

グッと強く掴んでくる彼の手は、私の臀部までがっしり抑えていて、もう片方の手でショーツをずらしながら、肉壁を掻き分けるように指で広げてくる。

にゅぐっと粘着質な音が聞こえてすぐ、膣に顔を埋めてジュルッと強く吸い上げられた。

「ん、あぁぁッ!?いや、ぁ!?や、やあぁ、ッ!?はな、してぇ、ぇッ!!」

火傷しそうな程熱い口内にガクガクと腰が震えて、大きく背中を仰け反らせた。

腰を激しく痙攣させて、初めて自分じゃない誰かの手で絶頂を迎えてしまったのだ。

チカチカと点滅する視界と、達しても尚舐め続けられる膣に、堪えきれずにガクガクと前後に腰を淫らに揺らして、二回目の絶頂を迎えた。

熱い口内が、執拗に膣の入口や、浅い所をニュグニュグと舌先で弄ってくる為、膣内からは溢れんばかりの愛液が、内ももを伝って地面に流れていく。

はひ、と激しく胸を上下させて、呼吸を整えようとしても、何度も訪れる快感に耐えきれずに大きく背中を仰け反らせて、もう、喘ぐことしかできなかった。

狭い膣内に何度も挿入しようとしてくる舌先に、肉壁が抵抗するようにヒクヒクと震えてしまう。

「ひ、いぃ…ッ!?やだぁ、ッ、こわ、いぃ…ッ!や、ぁあッ、あ、ぁぁッ!?」

「んぶ…ッ、大丈夫だって… そろそろかな…」

よいしょッと声をあげて、膣内から引き抜かれる舌。

体勢を整えるように立ち上がり、私の片足を持ち上げる。そして、壁に強く押し付けてきたのだ。

愛液で濡れる唇をじっくりと舐めながら、ボロンッと血管の浮き出た赤黒く生々しい陰茎が、姿を見せた。

こんなに太くて長いものが、これから自分の中に入ってくるのかと考えるだけで期待に胸が弾み、とろりとした愛液が膣内から溢れ出てくる。

彼は眼鏡をポケットに仕舞い込む。そして、お互いの視線が交わった。

ゆっくりと軽くキスを重ねて、おずおずと彼の背中に手を回し、肩口に擦り寄った。

その時にコクッと彼の方から喉を鳴らす音が聞こえてきて、先走りの溢れる先端が膣内に挿ってくる感触に、思わず身体を仰け反らせて達してしまった。

「あれ?イッちゃった?可愛いね…ほんと。ねえ、エッチがそんなに好きなら俺の恋人になってよ。」

ビクビクと痙攣する私をうっとりした目で見つめながら、ググッと狭い膣内に挿れてこようとしてくる。

感じたことのない強い圧迫感と感じたことのない痛みに、強く彼の背中に爪を立てた。

冗談混じりに囁かれる声すらもう届いておらず、ただみっちりと開かれることのなかった膣内をこじ開けられた感触に酔いしれる。

処女を失うと痛みを伴うなどと聞いたことがあるが、毎日のように一人でしていたこともあってか、案外すんなりと彼を受け入れていた。

「ひ、ぐッ、あ、ぁぁ、んあぁぁ、ッ!」

「初めてでこんなに、締め付けるなんて…君ほんといやらしい子だね。もっと可愛がってあげたくなっちゃうなあ…ッ」

片足を脇に抱えられて、そのまま深々と突き上げられる膣内が、何度もビクビクと陰茎を締め付けていた。

浅い所から深い所までを突き上げられて、どれだけ唇を必死に噛み締めても、絶え間なく喘ぎ声が漏れ出てしまう。

バチュバチュッと激しく膣内を突き上げられる度に、粘着質な音がビルに反響して、大きく響いている…。

自分の指でしか弄ったことのない膣内は、キュッと何度も勃起した陰茎を締め付けて、打ち震えながら喜んでいるように思えた。

痺れるような快感が身体を走り、突き上げられる衝撃に膣内が歓喜する。

感じたことのない快感に悶えながら、いつしか自分も良いところに当てるように、腰を揺らしてしまっていた。

それに気づいたのか、彼は嬉しそうに口端を上げて額に、軽くキスをしてくれた。

「ん…ッ、そろそろ、かな…は、ぁ…君可愛くて…中に出しちゃいたい…いいでしょ…?」

「んあ、あぁッ!ひ、あぁッ、!き、もちぃ…ッも、っと、ほしぃ、のぉッ…!!」

「は、ぁ…そっかそっか…気持ち良すぎて訳わかんなくなってるんだね…なら一緒にイこうか…ッ」

張り詰めた吐息を吐き出して、鋭く私を見つめたかと思えば、ググッと子宮内にまで押し込めるように、陰茎を最奥まで押し上げてきた。

あまりの突然のことに、喘ぎ声が汚いものに変わっていき、アヘアヘと出したこともない、喘ぎ声が口からひっきりなしに溢れた。

前後に揺さぶられていた腰は、いつしか集中的に子宮口だけを突き上げて、激しくピストンを繰り返しながら、時折強く子宮口目掛けて一突きされた。

脈打つ陰茎がビクビクと痙攣し、彼の衝動が更に激しくなった瞬間…。

ビュクッと粘着質な体液が、断続的に子宮口目掛けて吐き出された。

吐き出される感触にさえも、敏感な体内は簡単に快感を拾って、大きく仰け反ってしまう。

「あ、あぁッ!?あう、ぅぅんッ!んぉ、ぉ、んッ!!」

目の前がチカチカと火花が散って、ビクビクと痙攣した身体と、ピュルッと噴き出す愛液に、初めて中出しをされてイってしまった。

余韻が抜けないまま、だらしなく舌を突き出して、仰け反る私の胸元や首元にキスをして、彼はうっとりとした声で囁いた。

「今度は俺の家でもっと濃厚な中出しセックスしようね…」

外だということもすっかり忘れ、私達の情事の声を聞いた者が度々走り去って行くことも知らずに、何度も彼を求め続けるのだった。

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Akari

皆さま、読んでくださり、ありがとうございます!順次新作をお届けしますので楽しみにお待ちください! 【おすすめ掲載】 ・打ち上げ花火に照らされて(純愛) ・僕たちの初恋(BL) ・夏の暑さに酔いしれる(不倫)

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