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不倫

誘惑の罠にはまった男

大学卒業後から働いている大手企業で、コツコツ貯めた貯金。夢のマイホームを建てて、妻子がいて、しっかり育児にも参加している。それでいて仕事も絶好調。

非の打ち所のない生活を送る俺だが、そんな俺にも不満はある……それは妻の言動だ。

妻のタエコとは喧嘩をしないように心がけているがタエコはなにかに対していらついているように見える。

俺がなにかしてしまったか?とも考えたことがあるが、思い当たる節が全くなく、育児のストレスだろうと思い放置していた。

そのタエコのストレスは日に日に増していっているようで、よく俺に当たり散らしては泣きながら謝るといったことを繰り返すようになった。

完璧な生活を乱すようなタエコの言動がついに許せなくなり、昨日の夜、今まで我慢してきたことすべてを、まとめて当たり散らしてしまった。

あの時のタエコの顔は忘れられない、こんなものは「完璧な家族」ではない。

本音は給料は貯金せず遊びで使いたかったし、マイホームだって、本当はもっと大きな家がよかった。

結婚だってまだ早いと思ったし、子どもの世話は正直好きじゃない。

仕事を逃げ道にしてもよかったが、それをしたら「完璧な家族」から離れてしまうと思い、日々闇雲にもがいていたのだ。

そんな時に出会ったのが会社の派遣社員の女、アケミだ。彼女は仕事をしっかりとこなすし、愛想もいい。

そんなアケミに手を出したのは、たまたま、ちょっとちょっかいをかけてみたら本気にされただけ。だから、浮気の範疇ではないと思っている。

タエコよりも若い、みずみずしくてハリのある身体は俺を夢中にさせた。

スタイルのいいアケミは胸もふっくら大きく、ヒップも上向きで全体的に男の夢を叶えたような女性だ。

育児で性処理もなにもできておらず、さらにそんな女が甘い果物のような香りをさせて近くにいたら襲うしかないだろう。

「課長、やめてください……!」

「いいじゃないか、ちょっとくらい味見させてくれよ。」

誰もいない会議室で、タエコと違う美貌を持っているアケミの身体に溺れるまで、そう時間はかからなかった。

アケミもなんだかんだ言いながらも気分が乗ったのか、俺を押し倒すと馬乗りになって腰を振り出して、淫らに(服の上からでもわかる)大きな胸と尻を揺らして誘ってくる。

その誘いに乗るようにガチガチに勃起したモノを出したらアケミはにやっと笑い、スラックスごとズボンを脱がしてきた。

積極的な姿勢は評価できるなとニヤついていたら、なぜかアケミは俺の肛門に唾を塗りつけてきた。

「何をしているんだ?」

「え?だって課長、濡らさないと挿れられないじゃないですか。」

「……は?」

アケミがスカートの下から出したモノは、俺のモノなんかよりも遥かに大きいちんこだった。

「おま、男だったのか!?」

「女ですけど……なんて言いますか、両方付いてるんですよね、私。」

反り返ったカリ首、陰茎も太くて大きいし、なにより獲物を目の前にした肉食獣のようにぽたぽたと垂れる先走りからして、俺より格上だということがわかる。

「慣らし足りないとは思いますけど……挿れますね。」

「ちょっ、と、まっ……!!」

ぎち、ぎち、と肛門に無理やり押し付けられたちんこは、みちみちと肉を裂くような音を立てながら、俺のケツの中に侵入してくる。

「い、ぎぃいっ!!い、いてぇっ……!!」

「課長が私にしようとしていたことをやり返してるだけですよ。」

肉が引きつって、裂けて痛い。

痛みからとっくにちんこも萎えて、泣きながら謝ることしかできないというのに、アケミは動くのをやめそうにない。

「や、もぉ!やめ、て、くれ、ぇ……!!」

「だめですよ、ほらここ、気持ちよくないですか?」

ぐりっと押し込まれたそこはなぜかじんと熱をもって「気持ちいい。」と信号を発信してしまっている。

「あ、ぁ……!?」

「前立腺、って言うらしいですよ、彼氏はここが好きみたいで……どうですか?」

「そこ、へん、だっ!……い、や、だっ!!」

「嫌じゃないでしょう?課長の気持ちいいところですよ?」

痛いのに気持ちいいなんておかしいだろう! そう言いたいのに身体は「痛い」から「気持ちいい」に意識を変え始めて、余計に頭が混乱する。

こんなの知らない、知りたくもない、と思うのに、身体はそれをもっと欲しがっているのだ。

「ん、そろそろ気持ちよくなってきました?」

「ぁ、あ……やだ、やだぁっ……!」

「ふふ、課長のことずっと狙ってたんですよね……泣かせたら可愛いだろうなって思ってたので。」

にこにこと笑みを浮かべるアケミは(するのかどうかもわからないが)まだ射精していない、つまりまだこのレイプは続くということだ。

「やめ、て、ゆるして、ごめんなさい。」

「一回は私をレイプしようとしたくせによくそんなこと言えますね、私がイクまで耐えてくださいね。」

ずちゅずちゅと抽挿を繰り返して、内臓がひっくり返るような恐怖と快感の交互浴に頭がおかしくなりそうだった。

**

「課長、本当にいいんですか?こんなところで……」

「いいんだ、だから、はやくっ……!」

タエコと娘には仕事だと嘘ついた。アケミを連れて会社の最寄り駅の多目的トイレに向かい、仕事着のままアケミに抱かれようとしている。

……アケミのちんこにハマってしまったのは普段から禁欲していたのもあって、快楽で脳みそをぶっ叩かれたようなものだ。

タエコとはセックスしない。

お互い忙しいし、なにより二人目を作るより、一人目の娘を大切に育てたかったからだ。

だから、こんな風に快楽で塗り潰されるようなセックス……しかも男の俺が受け身でのセックスは新鮮で、悦んで尻穴を差し出してしまうくらいは、アケミとのセックスにのめり込んでいた。

「妻がいて、子どももいて……派遣の私と違って役職付きの正社員のいい歳した男が、こんなトイレでケツマンコ晒して恥ずかしくないんですか?」

「は、はずかしいから、はやく、ぅ……」

「まったく、課長は変態ですね。」

こうやって年下の派遣社員にいじられるのも悪くないどころか、むしろ良いと思ってしまう自分がすごく恥ずかしい。

早く快楽に溺れて何もかも忘れたい…。そう思いながら、下着ごとスラックスを脱いで自宅で仕込んできたオリーブオイル濡れの「ケツマンコ」を開いて見せて、アケミに差し出した。

ローションが買えたらよかったのだが、家族にバレるといけないと思い、キッチンに置いてあるオリーブオイルをこっそり拝借している。もしバレたら、こっそり料理の練習をしていたとでも、嘘をつけばいい…。

「挿れますよ。」

「〜っお、き、たぁっ……!!」

アケミの極太ちんこで俺の「ケツマンコ」をほじくり返されるのは、いつの間にか痛い行為ではなく、たまらなく気持ちのいい行為へと変わっていた。

それがいいのか悪いのかわからないが、この極太ちんこで「ケツマンコ」を掘削されない日は考えたくない。できることなら毎日、それも一日中、交わっていたいくらいのものなのに。

「お、ぉおっ!お、ほぉっ……!!」

「課長、静かにしてください。」

「っん、んぅっ……」

アケミの細っこい指で、赤ちゃん用のおしゃぶりを口に咥えさせられる…。さっきまで快楽におぼれていたが、急に羞恥心が生まれ、余計にくすぐられる。

アケミの豊満な胸を吸いながら抱かれるプレイも悪くないかもしれない、なんて考えながら、ぱちゅぱちゅといつもより静かに音を立てて抱かれていると、ふと多目的トイレのドアの向こうから聞きなれた声が聞こえてきた。

「パパ、お弁当なくて平気かなぁ。」

「大丈夫よ、お昼には帰ってくるって言ってたでしょ?」

「お迎えに来たらびっくりするよね。」

タエコと娘の声だ。

話からすると、仕事終わりの俺を驚かせようと最寄り駅まで来たようだった。

「しーっ……娘さんたちに聞こえちゃいますよ。」

「ん、んぅ……!!」

こんな姿を娘とタエコに見せる訳にはいかない、と思い、必死に声を我慢するが、アケミの動きは一切の容赦がなく、止まる気配がない。

(あたまが、おかしくなるっ!)

確かこの時間帯の女性専用トイレは混み合う、だから列が多目的トイレの前まで来てしまっているのだろう。

だからといって、派遣社員のアケミに、赤ちゃん用のおしゃぶりを付けられながらハメられる、そんな不倫セックスしながら子どもと妻の声を聞き続けるのは、とてもじゃないけど耐えられない。

どうしても意識は妻のタエコと娘の会話に意識が向いてしまう…。気を逸らした瞬間、アケミは俺の尻を叩く勢いでぱんぱんと腰を振り始めた。

(いけない、バレたら、おわるっ……!!)

バレたらそこで一発アウトな綱渡りをしているんだと実感させられた……そんなことで興奮したくないのに、してしまう自分が恥ずかしい。

それを我慢して、アケミの責め苦に耐えていると、列が進んだのかタエコと娘の声が遠くなるのがわかる。

「娘さん、もう八歳なんでしたっけ?……ああ、答えなくて大丈夫です、一応知っているだけなので。」

「ん、ん、」

「課長のえっちな乳首も弄ります?でも弄ったらまともに話せなくなっちゃいますもんね。」

娘さんたちがお迎えにきてくれてるのに、それは可哀想だからやめときましょうか。

なんて言うアケミはにこやかに笑い、ぶちゅぶちゅと俺の「ケツマンコ」に精液を吐き出した。

ずりゅ、ぶちゅっと大便をひり出したような下品な音を立ててアケミのちんこが抜けると、それはもう酷い音を立てながらアケミの精液が「ケツマンコ」から漏れ出てくる。

……この街中の公衆トイレみたいな扱いは意外と悪くないし、むしろ良いとまで言えるかもしれない。

そう思えるくらいアケミに身体を調教された俺は、以前のような「完璧」な家庭を維持できるのだろうか、それだけが心配だった。

**

「タエコ先輩!」

「アケミちゃん、夫の具合はどうだった?」

大学の頃からの憧れだったタエコ先輩、その先輩がどこぞの見知らぬ男と結婚したと聞いて、慌てて連絡をとったのは、つい最近のことだ。

その男は完璧主義で、タエコ先輩にもそれを強要してくるから困っていたようで、なにか力になれればと思いタエコ先輩の悩み相談を聞いていた。

「利用するみたいで申し訳ないけど、夫を犯して「完璧」じゃなくしてほしいの。」

タエコ先輩のためなら、身体をはってでも頼みを完遂したかった。

そして、派遣社員として、タエコ先輩の夫のいる会社に潜入して誘惑したのだ。

結果は大成功、タエコ先輩の夫はちんこ狂いの色欲野郎になった。

「ありがとう。」

泣きそうなタエコ先輩の声を聞いて、ああやり遂げてよかったんだ…と実感した。

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Akari

皆さま、読んでくださり、ありがとうございます!順次新作をお届けしますので楽しみにお待ちください! 【おすすめ掲載】 ・打ち上げ花火に照らされて(純愛) ・僕たちの初恋(BL) ・夏の暑さに酔いしれる(不倫)

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